【 糸電話のような、ネット回線 】 | 若輩社長 ~13畳からのはじまり~

若輩社長 ~13畳からのはじまり~

株式会社フリープラス 代表取締役社長 須田 健太郎 の日記

上海法人 ~六畳一間からのはじまり~ の二話目ですが、

今日は北京でのお話です。




今回の出張は、上海の会社の最終的な設立手続き、会計事務所の選定、オフィス、自宅の賃貸手続き、

銀行口座開設などがありますが、北京には旅行会社への提案に訪れました。




そもそもがいきなり中国で仕事をはじめて、旅行会社のアポがとれるのかという疑問があると

思うのですが、きっと社員も、むしろ僕も思ってました。




でもとれるのです。できるのです。

改めて、人間というのは、夢や信念があれば、できないことはないという実感できます。

またフリープラスを取り巻く環境が、我々を押し上げてくださっていることを感じます。



9:55am のフライトだっため、6時に起きオフィスに寄って、7時にタクシーに乗り込みました。

静安寺というところにオフィスと自宅があるのですが、そこから50分ほどで空港にいけます。

これだけ乗ってもタクシー代は2,000円ほどです。

しかし油断してはなりません。様々なトラブルがあり、所持金があと8,000円くらいしかないのです。

あと8日間。8,000円。。。




上海から北京まで、1,200kmほどです。大阪から、沖縄くらいでしょうか。ちょっと距離があります。


中国国際航空の謎の機内食も慣れたものです。




12:30pm 頃に空港に到着。

節約のため、バスに乗り込みました。

はじめて北京に来たときに、怯えながらバスを使ったので、今回は少し余裕があります。

北京では、あまり英語が使えないので、中国語がまったくわからない人はバス危険です。

また、北京を含めて上海でもタクシーは英語が通じません。不思議に思いましたが、

日本のタクシーでも同じようなものだなと思いました。



バスに揺られること約1時間、北京駅付近到着しました。

前回、前々回ではそこまでは感じませんでしたが、上海に少し滞在してみると、

北京は上海と比べて垢抜けてないなぁと感じました。

中国に来た!!!って感じです。



お腹がすきすぎたので、吉野家に入る事にしました。

ちなみに中国の吉野家は、日本のようにカウンター形式ではなく、マクドナルドのような感じです。

日本と同じメニューは牛丼の一種類で、他は飲茶セットやら、なぜか茶碗蒸しがあったりします。

入った瞬間、警察?警備?の方が、ものすごく凝視してきます。

異国の人、入ってきた的な。感じです。

まぁいいかと思い、グローバル吉野家なら英語は通じると思ったのですが、勉強のため中国語で注文。

牛丼に感動し、3分くらいで完食。



お碗、置いて行っても良さそうだけど、、きちんと返却しようと思い、

お盆を持つと、あれまぁ









お盆からスライドして、お碗が逆さに落ちて行くではありませんか。

そして、割れないかもという淡い期待は、単なる希望だったわけで、

陶器はそりゃ割れますって。





ガシャーーーン!!!

皆様の視線、集めちゃいました。





そして、あの警察?警備?の方が、こっちに向かってくるじゃありませんか。


ぼ、ぼく、尖閣諸島とか関係ないんで!! と心で叫んでました。






すると、その方が、多分こんなことをゆってくれました。



「大丈夫大丈夫、片付けておくから、行っていいよ。」





めっちゃ、優しいやん。

昔、上司に教わったことを思い出しました。

クライアントからのクレームの際、悩んでいたぼくにかけてくれた一言です。



「健太郎、世の中に本当に悪い人間なんていないよ。だから心配いらん。」



この言葉、深いですよね。表面的に怖かったり、いじわるでも、人間として生まれた限り、

人間本来が持っている根源的な愛情、やさしさは誰でも持っているよ、と僕は解釈してます。




お碗、割っちゃいましたが、優しさに触れました。




糸電話のようなネット回線ですが、書こうと思ったら前ふりが長くなりすぎたので、

凝縮します。




今回、コスト節約のためホテルは3000円/1泊 くらいのところにしました。

地下1階の窓なし独房でした。(基本どんなとこでもOK)

ネットの速度がISDN並で、遮断されまくりで、4時間つながりませんでした。

今、高級なホテル忍び込み、ネット回線を拝借してます。

ネットがないと困る事がわかりました。

以上。





人生はいつだって最高です。

須田健太郎



ホテルまでの地図を持っていなかったので若干焦りましたが、前回北京市内を

20kmほど散策したので、