【 初めての出社拒否 -④ 】 | 若輩社長 ~13畳からのはじまり~

若輩社長 ~13畳からのはじまり~

株式会社フリープラス 代表取締役社長 須田 健太郎 の日記

更新が大変遅くなってしまい、申し訳ございません!


本日も東京行きの夜行バスの中からの更新です。

※アップロードは新宿のネットカフェより


バス、大好きです。




このブログはシリーズ化されております。



初めてご覧になる方、もしくは更新が遅かったため内容を忘れてしまった方は、

以下よりご覧くださいませ。



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【 初めての出社拒否 -① 】

http://ameblo.jp/freeplus/entry-10180106587.html



【 初めての出社拒否 -② 】

http://ameblo.jp/freeplus/entry-10181729234.html



【 初めての出社拒否 -③ 】

http://ameblo.jp/freeplus/entry-10188224270.html



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初めての出社拒否シリーズは、本日で最終回です。



①からお読みいただくと分かるように、当たり前のことしか私は書いておりません。




自分が所属している会社・組織のために全力で働くことは当たり前です。



掲げている目標に対して、真剣に取り組むことができなければ、



会社に所属している意味はないと当社は考えます。







甘ったるい環境の中で、なんとなく仕事をして給与をもらうより、



掲げる目標に対して毎日全力で取組み、利益をあげメンバー全員の給与を



あげることに時間を費やした方が、より充実した人生を過ごせると思います。



プライベートの時間を目一杯楽しむのは当たり前として、



1週間に5日間もある仕事の時間をも全力で取り組めたほうが、良いではないでしょうか。







私のたった24年の経験上ですが、仕事を最高に楽しんでいる人は、



プライベートも楽しめている確率が高いです。



ちなみに私もそのうちの一人です。







さて、前々回のブログのコメントで、



「ロジックは正しいと思います。ただ現実的には難しいと思います。」



といったニュアンスのコメントをいただきました。






おそらくこのブログを読んでくださっている方も同様に、




「ロジックは正しいと思います。ただ現実的には難しいと思います。」




と、思っていらっしゃると思います。




そして、私も同じように思ってます。





そりゃそうです。




これは前回でも書きましたが、



約1000万円を出資して経営をしている私と、今年内定を出す新入社員とでは、



フリープラスへの思いは違います。







学生の頃から、さまざまな組織のTOPをやってきました。





仲間内のキャンプでの幹事



陸上部のキャプテン



マクドナルドでのマネージャー



NTTインターンでのリーダー



学園祭プロジェクトのリーダー



ベンチャー企業 ATGSの大阪マネージャー



・・・etc







取り組み方に対して、私は常にギャップを感じていました。



しかし、それが当たり前だと思っていました。





そして、疑問も生まれていました。





全員が同じ温度で、全力で取り組めば絶対に良い結果が生まれるのに。と。







私は、テレビでスポーツ選手たちの熱い笑顔や涙を見るたびに思いました。



この感動や一体感を、ビジネスの組織でも活用すべきだと。



こういった熱い思いは、必ずビジネスの場でも力を発揮すると確信していました。








今回出社拒否をしたのは、突然こなくなったわけではありません。



私は、全力で仕事を取り組むことの大切や、自分たちの命は有限であること、



少人数のベンチャー企業ではひとりひとりが主人公でひとりが手を抜けば全体の生産性が低下すること、



ノウハウなどない僕らが常に向上心を持って取り組まなければ、大手企業には勝てるはずもないこと、



若輩社長~13畳のはじまり~ 


に詰まっていることすべてを常日頃からメンバーに話をしています。





もちろん個人面談でも話をします。






ここまでしても、実行ができないのであれば、もうどうしようもない。



と私は判断したのでした。

(もちろんすでに全力で仕事をしているメンバーは数名いました)







つまり、急にブチギレて会社にこなくなったのではなく、



辞める人は辞めてくださいといった形で、



出社しませんでした。いたって冷静です。







しかし、ロジックはあっているけど、現実的には・・・・ですよね。やっぱり。





では問いますが、正しいロジックに対して挑戦する価値はないのでしょうか。



「それは難しいんじゃない?」って思うのは簡単ですし、


またそれを述べて皆からの共感を得ることも簡単です。




でも、正しいことが理論上わかるのであれば、挑戦する価値はあります。



挑戦してみてダメならば、従来のやり方にすればいいのです。





フリープラスという会社が、私が口ではかっこいいことをゆっておいて、





心の中では、



「みんな安い給与で高いパフォーマンスあげてくれてラッキー」だとか、



「人類を代表する企業なんてできるわけないし」というようなことを思っていたら、




どう思いますか。



おそらく今のメンバーは集まっていないでしょうし、


そんな会社のブログなんておもしろくもなんともないと思います。


表面上でしかゆっていない場合と、心から思っている場合は、相手への言葉の


伝わり方がまったく違ってきます。






全世界にフリープラスファンを溢れさせたいと私は本気で思っているのです。



私が本当に心で思っているからこそ、フリープラスには人が集まってきているのだと思います。



そして確実にフリープラスファンは増えています。


(まだまだ少しずつではありますが、フリープラスファンです!と声をかけていただいてます。

いつも温かく見守ってくださっている皆さん、本当にありがとうございます。)








全員が全員がのため(つまりこれはフリープラスのためとイコールです)に全力で仕事し、



嬉しいときは共に喜び、悲しいときは共に泣き。



みんなが一つの大きな目標に向かって頑張る。








できない理由を見つけることなんて簡単です。




・大学を辞めて22歳で会社を作ること。



・創業1年目で新卒採用を始めること。



・ノウハウもない新しい事業をはじめること。



・人類を代表する企業を作ること。





できない理由ばかり見つかります。








しかし、0.01%でも可能性があるならば、


できる方法を考え実行する道を私どもは選びます。











出社拒否という事件の中で、



歩みよりが必要かもしれないだとか、


社長の高い基準についていこうとしているがなかなか到達できないだとか、



労働基準法にふれるかもしれないだとか、いろいろと出てきましたが、


私が求めていることはたったひとつのことでした。










しかも驚くべきことに、


その言葉は2009年度新卒、2008年8月1日から毎日インターンとして出社している



末盛さんからいただきました。

(私は情報をオープンにするタイプです。末盛さんご容赦ください)








その言葉は以下のようなものです。











末盛さん、全力の手紙から抜粋・要約。






「須田社長は本気でメンバーの幸せを考えています。



本気でメンバーの幸せを考えている須田社長が不幸せであってはいけません。



須田社長も幸せになれるように、私も全力で頑張ります。」

















次の週の月曜日に、私は出社しました。



朝一番に、今回出社拒否をした理由と手紙の内容の説明を行いました。



その後にメンバーひとりひとりと、今後も本気で仕事をやっていくのか、



それともフリープラスを辞めるのかという話をしました。




結果的に全員が残ってくれました。



本当にうれしいことです。




それ以降ですが、メンバー間の結束も固まり、刺激も入ったせいか



仕事にもさらに身が入っているようです。







大人になるといろいろとややこしいことを考えるようになります。



しかし正しいことは、常にシンプルです。




正しいことを正しくやるだけ。それを会社単位でやること。


世界を目指す、スポーツチームのように。


熱く。









例えそれが難しくても、



できない理由を探すのではなく、できる方法を考え続けます。
















シリーズ④回の長編を最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。







今後とも 株式会社フリープラス をよろしくお願いいたします。









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・あとがき





会社の代表者として、社内のこのような情報をブログで公開することは、



一般的には極めて危険なことだと思います。



しかし私は悪い情報も含めて、発信を行います。それはなぜかというと、



フリープラスのことをすべて知った上で、好きになっていただきたいのです。



フリープラスに入社を希望される方には特に知っていただきたいのです。



この出社拒否物語を読んでみて、ただの混乱事件だと思った方は入社を



おすすめしません。



いつからなのでしょうか。私たち大人は議論を恐れるようになっていきます。



学生のころは、友達同士でも



「あたしはこう思ってるけど、あなたはどうなの!?」



という風に、涙を流しながら熱く議論したように思います。


自分の意見や気持ちをストレートにぶつけること。


先生や友人が仲裁に入り、お互いが謝ること。



大事なことです。



私は大学生時代、”人間関係論”というゼミに所属していました。


人間関係論のゼミでは、ゼミ内で問題があると、全員が本音で真剣に語り合います。



きちんと時間をとり本音で語り合うことの重要さを、このゼミで学びました。



いつしか本音を語らなくなり、表面上の笑顔で過ごすことを私は妥協なき組織作りの観点


から見た場合、その調整力は社内では必要ないと思ってます。



本音を語った上での、調整力を求めています。



ですので当社のクレドカードである 



FreeplusLC(http://freeplus.co.jp/FreeplusLC/index.htm



には、Positive discussionという項目があります。



本音をぶつけ合うことは、年齢とともに難しくなる傾向があるということを考慮にいれて



、この項目をFreeplusLCに入れています。



「ポジティブなディスカッションをしましょう!」


と気持ちよく議論ができるようになればいいと思ってます。



またフリープラスの昇給は、FreeplusLCを元に作成している約50項目のUnit Valuationと


いう評価方法(メンバー同士で評価し合います)によって昇給額が決定します。



そのため、


ポジティブディスカッションができるメンバーほど、昇給額も増えるということです。


今後もこういったことをブログに書き綴っていこうと思います。



メンバーの皆さん、いつも本当にありがとうございます。



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有言実行



須田健太郎