「占いは答えじゃない、ヒントだ。」

 

ルノルマンカードのシンボルについて調べ、コア意味をつかむ企画、18回目は『犬』。

 

Lenormand18 犬

この犬…へなへなな感じが人気の秘密かw

 

犬のカードに描かれてるのは、たいていドーベルマンとか、グレートデーンとか…上のへなちょこ犬より強そうな犬。笑

 

私は犬っていうと『フランダースの犬』のパトラッシュが思い浮かぶなぁ…。

 

 


目次

ルノルマン時代の人気犬種は?
カードの意味は犬のいいところ
犬のカードをネガティブに読むとき
漢字で表すと
参考リンク

 


 

 

 

ルノルマン時代の人気犬種は?

近世フランスでは、貴族の間でパピヨンが超人気だったらしい。

 

パピヨン=フランス語で『蝶』じゃって。

 

当時のフランスは入浴の習慣がなく、

ノミ等が人体に寄生していたらしい。

それを避けるために犬を飼い出した模様。

(犬に寄生はいいのか?と思ってしまった。)

 

かのマリー・アントワネット様もとてもとてもかわいがっていて

 

処刑台にまで抱っこしていったとか。。

※犬は処刑を免れたらしい

 

しかし、フランス革命時には

貴族の犬

ってことでパピヨン犬は大量処刑されてしまったとか…

 

憎悪って恐ろしいね。

 

…てなわけで、

ルノルマンカードの『18犬』に

 

強そうな

助けになりそうな

頼りになりそうな

 

そういう犬が描かれているのも納得。


庶民平民からすれば、

貴族は『同志』ではないっちゅーこっちゃな。

 

 

意味は犬のいいところ全部取り

『18犬』のカードの意味は、
基本的には『犬のいいところ全部どり』だと思っておくといいね。
 
【犬のいいところ】
  1. 忠実・誠実・従順
  2. 人懐っこい
  3. 賢い・頭が良い
  4. 頼りになる
  5. パートナー的
ところで、英語のルノルマン解説本を見ていると、『18犬』の説明として
 
faithful
loyal
 
という語がよく出てくるよ。
 
この2語は同じようでいてちょっと違うので、ついでに解説しておくね。
  • faithful→信頼を裏切らない、というニュアンス。誠実。
  • loyal→ルールに忠実に従う
faithfulは人に対して誠実
loyalはルールに忠実
みたいな感じかな。
 
『犬』のカードをネガティブに読むときも無いわけではないから、次の項目で少し説明するね。
 

 

 

 

犬のカードをネガティブに読むとき

犬をもじった単語に
dogged
ってのがある。
 
意味はこんな感じ。
  1. 根気強い
  2. 容易に屈しない
  3. (be~で)つきまとわれる

問いにもよるし、一緒に出たカードにもよるけども、

 

例えば、

 

「試験に合格するには」

 

という問いで『18犬』が出たら、根気強く勉強を続けることが必要、なんていう風に読めるよね。

 

勉強嫌いにはタマランのじゃないかなぁ。笑

 

あと、2枚引きの例をひとつ。

 

道+犬の組合せの読み方。

 

あなたならどう読む?

 

 

 

↓↓↓

道+犬→ストーカー

 

これは本に載ってて「なるほど!」って思った。

 

“dogged”の意味からすれば不思議はないよね。

 

『18犬』のカードには、

『24ハート』や『31太陽』みたいな、ネガティブ要素を払拭するパワーはないんよな。

 

だから、周囲のカードによってはネガティブに読むときもあるよ。