果物は夜食べたほうがよい? | 栄養学者こばやん先生(児林聡美)の起業&子育て奮闘記

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仕事と子育ての両立を目指して、フリーランス栄養疫学者→会社設立という、ロールモデルのない働き方に挑戦しながら
栄養疫学の考え方を広めて仲間を増やすため模索する日々を綴っています。

こんにちは。

食情報取扱いアドバイザーで、栄養疫学が専門のこばやん(児林聡美)です。

 

 
保育園で絵を描いたという次男が持って帰ったのは、
 
画用紙に赤、青、緑、黄色、黒…など色々な色の線が描いてある絵です。

 

 

何を描いたのかな、と思って聞いてみると?

 

「この赤いのは?」「イチゴ」

 

「青いのは?」「ぶどう」

 

「緑は?」「メロン」

 

全部果物(食べ物)やん。

 

 

常に腹ペコ次男です。

 

 

でも思えば、私も子どものときに、自由の女神を見て、

 

「手に持っているのはなんでしょう?」と親に聞かれて

 

「ソフトクリームとおべんとう」

 

と回答したらしいので。

 

同じやん。

 

 

将来は栄養学者だろうか??

 

 

クローバーチューリップ赤クローバーチューリップ赤

 

今月は、無料で、メルマガ読者さん向けに講義を配信していました。
 
食情報を見きわめられるようになるためのポイントをお伝えする講座です。
 
具体例を示して、こんなウェブサイトの情報はどんなふうに解釈すると賢明か、
 
お伝えしてきました。
 
 

4月に扱った具体例のひとつは

 

「柑橘類には紫外線吸収を促進するソラレンが含まれているため、夜食べたほうがよいと聞いたが本当か」

 

という情報です。

 

メルマガ読者さんから実際に、知りたいことを教えてもらって、その真実に迫ってみました。

 

 

その結果たどり着いた、信頼できる情報源がこちら。

 

 

 

 
大学の先生が、論文情報を元に解説してくれていました。
 
このサイトのよいところは、
 
・科学的根拠(研究論文の結果)に基づいて記述されていること
 
・出典が明記されていること
 
・ヒトがどのくらい食べると影響があるのか、という視点を持って論理的に説明されていること
 
かなと感じます。
 
 
そして、実際に、ソラレンが問題になるほど含まれている果物や野菜はなさそうです。
 
しいて言えば、グレープフルーツは、毎日のように1日に3個くらい食べると影響があるかもしれないな、という感じです。
 
 
そういう状態にも関わらず、特に出典や根拠となる論文の情報なく
 
「果物は夜食べたほうがよい」
 
と書かれている情報が確かにありました。
 
 
出典や根拠がはっきりしない情報は、信頼度はやはり低いものですね。
 
 
結論として、朝でも夜でも、果物は積極的に食べましょう。
 
野菜と果物合わせて1日に400gくらい食べると死亡リスクが低下すると示している研究もあります(文献1)。
 

目安とすれば小鉢で5皿分くらいですかね。

 
 

それではー。

 
 
【参考文献】
1. Wang et al. BMJ 2014; 349: g4490.
 

今日はコープのキットを使ってエビとブロッコリーの炒め物。時短追求。
でも減塩も追及ということで、添付のたれの使用は3分の2くらいです。
すまし汁も塩は少なめです。

 



 

ちなみに、いつも鍋でどーんと作ってどうやって食べているかお見せしていませんでしたが、

だいたい食べるときはこんなふうに子どもに盛り付けています。

(大人用は通常想像できる範囲内だと思います。なんの工夫もありません)。

 



 

 

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