論文があれば安心、ではないのです | 栄養学者こばやん先生(児林聡美)の起業&子育て奮闘記

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仕事と子育ての両立を目指して、フリーランス栄養疫学者→会社設立という、ロールモデルのない働き方に挑戦しながら
栄養疫学の考え方を広めて仲間を増やすため模索する日々を綴っています。

こんにちは。

食情報取扱いアドバイザーで、栄養疫学が専門のこばやん(児林聡美)です。

 

 
朝起きた瞬間から長男の機嫌が悪くて、立て直すのに少々エネルギーを使った1日の始まりでした。
 
まだ何も始まっていないのに機嫌が悪いっていうのは、調子がよくないのか、夢の中でいやなことでもあったのか…。
 
いつも、原因が分からずにこまってしまいます。

 

 

クローバーチューリップ赤クローバーチューリップ赤

 

さて、今月は、無料で、メルマガ読者さん向けに講義を配信していました。
 
食情報を見きわめられるようになるためのポイントをお伝えする講座です。
 
具体例を示して、こんなウェブサイトの情報はどんなふうに解釈すると賢明か、
 
お伝えしてきました。
 
 

昨日に引き続き、4月に扱った具体例のもうひとつは

 

「酪酸菌入り食品で体重が減らせるという広告サイトをどう解釈するか」

 

というものでした。

 

 

機能性表示食品のため、その食品の機能を説明するための根拠となる研究論文が、実際に存在するわけです。
 
でも、論文を読んでいくと、この書き方はちょっとなあ、という点がけっこうあることに気づきました。
 
腸内環境がよくなった、とあるのですが、どう見ても得られた結果からはそのように読めないんです。
 
結果を良く見せたいという気持ちのせいで、解釈を誤っている気がしました。
 
 
記載内容に誤りと思われる部分も見つけて、論文の査読がきちんと機能しているのかな、という気もしました。
 
 
でも、中までよく読まなければ、「研究論文を根拠にしている」と言えてしまいますし、
 
論文には質の高い、低いがあるのですが、知らない人にとってはどんな論文でも「論文になっているのだからすぐれた研究だ」というふうに感じてしまいますよね。
 
 
本当は、研究論文があれば安心、信頼できるとはいえないのです。
 
質の高い研究論文だけが信頼できるわけだし、
 
そこから正しく解釈して導かれる考えだけが、使える食情報になるわけです。
 
 
こばやんコミュニティーでは、食情報を見きわめるためのコツをお伝えしています。
 

食の専門家の人はぜひ、メルマガ読んでみてください。

 
 

それではー。

 
 
今日は鶏肉と大根などの野菜の煮物。しょうゆと顆粒の鶏ガラだしで味付けです。
そして小松菜とキャベツの炒め物はしょうゆとかつお節で味付けです。

 



 

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