やきいも | アジアご飯、とくにマレーシアご飯、時々つぶやき

アジアご飯、とくにマレーシアご飯、時々つぶやき

2005年から2009年までの4年間、常夏のマレーシアで暮らしていました。2年過ぎた今でも、日本食は「ハレ」の料理でちょっぴりよそよそしく、アジア飯のほうが「ケ=日常」のご飯で、ホッとします。私にとっての食とは、味わいながら、みんなとつながることです。

週末、ほぼ5年ぶりくらいのキャンプに行った。キャンプの楽しみは、なんといっても、「ザ・炭火焼!」。素材は、塩コショウとレモン汁でほんの少し漬けた鶏のもも肉、岩塩と胡椒でシンプルにいただく霜降り肉の和牛、そして秋の味覚、脂たんまりっのサンマ!それらを赤~く熱した炭火でアミ焼きにする。じっとじっと見守り、皮にこんがり焼き目がつき、素材の脂がぽとっと出てきたところで、そら今だ!食べるぞー!

この味…。この瞬間…。どんな高級料理にもかないませんよ。ふむ~。

炭火のなかにほおり込んた焼きいもは、甘~くて、ほくほくとねっとりの間くらいの見事な食感で、これまた、美味なり…。オイ、おまえ、どうして、こんなにうまいんだろ、このやろ!とタケシさんに変身してしまいそうだった。

体と心をつなぐ食、ときどき、つぶやき
体と心をつなぐ食、ときどき、つぶやき

空の下、風が体のまわりを踊り、川の流れる水の音が心地いい。こんな環境で食べる食は、シンプルで、素材に真正面から向き合った料理がいい。