やっと彼の風邪が回復してきたようで、
酒もおいしく飲めるようになったみたいだ。
病気になるとしみじみ思うのだけれども、
健康で、おいしいものをおいしいと感じることができて、
酒を飲めて、ときどき旅行に行ったりできることは
なんて幸せなことなんだろう。
その思いを感じるために、
神さまは「病気」を与えてくれるのかもしれない。
これに関連してふと思い出したのだけど、
わたしが結婚していちばん良かったな、と思うのは、
「笑顔の大切さ」を知ったことだ。
結婚するまでは、お互いいつも笑顔でいることは
当たり前だと思ってた。
出かける、遊ぶ、という非日常の笑顔が、
いつもの彼で、いつものわたしだと勘違いしていた。
結婚してみたら、当然違った。
日常に転がっているのは、
楽しいことや遊びだけではなくて、
わずらわしい皿洗いや、仕事のストレスや、腹痛や、
日曜の夜の憂鬱さや、テレビチャンネルの争い、だった。
24時間一緒にいたら、
24時間笑い合ってることは絶対にない。
そんなことが合ったら、逆にキモイ。
でも、日常の中で、ふと湧いてくる笑顔はたしかにある。
楽しい、と心が反応し、
おもしろいな、と感じ、ワハハと笑った瞬間。
テレビを見て、芸人のネタにニヤりとした瞬間。
その瞬間は、天使が頭のうえでステッキをくるりと回したように
宇宙がプレゼントしてくれた素敵な時間なんだ。
そのことを日常を彼と過ごすようになってから、
はじめて実感した。
当たり前のように手元にあると気づかない。
無くしたり、壊したり、手が届かなくなったりして、
やっと気づくのが、わたしという人間。
だから、無くしたり、壊したりすることは、病気になることは、
決してマイナスじゃない。
それは明日を大切に生きるための、大切なチャンス。
……とトラブルから、多少回復できるといつも思う。
もうすこし早めに実感できる、もっといいんだけどね~。