いや~、昨日は笑いすぎて、涙がでました。
風邪っぴき、ゴホゴホ、ズルズルでしたが、
飲みに行って本当によかった!
(うつしていたら本当にゴメンナサイ…)
昨年10月から、アントニオ高野さんの手話教室に通っているのだけど、
そのクラスの飲み会。昨日はゲストに緒方リナさんも来てくれたのだ!
アントニオ高野さんとは、
手話界では知らぬ人のいない米内山さん率いる「手話文化村」の
スタッフ。(由木音ウェブのインタビューにも出演してくれています)
デフファミリーで培われた手話は、
クルクルと変わる表情が愛くるしくも、
ときにモンキーのように大爆笑を誘い、
顔を真っ赤にして照れたり、
激しいツッコミで感情を露にしたりする。
全国各地で公演をしているようで、先週はNHK手話キャスターの
田中清さんとともに、名古屋で爆笑を巻き起こしたそうだ。
緒方リナさんとは、『私、わたし』(講談社)を出版されていて
これまた手話界だけでなく、一般女性誌、TVなどでも有名人。
(こちらもインタビューがありますので、ご覧下さい)
彼女の手話は、すごく美しくて、
特にわたしたちに対するときは、見やすく表現してくれる。
コロコロ変わる表情は、さすが!の一言で、
リナさんの顔にあわせて、わたしの心も勝手に浮き沈みしてしまうくらい。
手話界では、女優や、エンターテイナー、手話講師と活躍する
2人だからなのかもしれないけれど、とにかく、話しがおもしろかった。
たとえば涙が出るほど、のた打ち回って笑ったのは、
「上級編、海で泳ぐイカの様子」。
ほっぺたを思いっきりキューっと吸って
口の両脇がぺしゃんこになり、唇をとんがらせる。
それと同時に、目をグイっと見開き、腕をピーンと伸ばす。
次にふにゃっと体の緊張をとき、次にまた唇をとんがらせて
全身をピーンと張る。それをくり返す。
その姿も大爆笑ものだけど、だいたいイカをそんな風に
表現しようとすること自体が、おもしろすぎる。
聞こえる人には、表現力の前に、その発想力がないのだから。
すこし真面目な話しなるけれども、
色んな本を読んでみるとどうも
「聞こえない人の脳神経」は、
「聞こえる人の脳神経」とは、違う構造らしい。
たとえば、聞こえる人は「聴覚野」として存在している部位が、
「視覚野」として再配置されていたりと、
変化しているそうなのだ。
そうだよ。本当にそう思う。
だってどう頑張っても、わたしにはできないもの。
あの表現力のすばらしさ。
いや、表現をする前に、視覚的にきっちりとおさえる分析力。
「硬いボール」「すこし硬いボール」
「やわらかいボール」「ふにゃふにゃのボール」
それを見事に体で表現し分けることが、わたしにはできない。
でも高野さんは、口のカタチやほっぺたの揺れと手の動きを
ぴったりの瞬間で合わせて、
あたかもそこでボールを握っているような動きをする。
すると見ているほうも、だんだんとボールが見えてくるんだ。
まるでバーチャルな立体映像が浮かび上がってくるんだ。
昨日は、そんな会話のなかで笑いまくったものだから
だんだん夢の世界に迷い込んだ気さえした。
過去の話しだったら、その時代のその場所に
タイムマシーンにのって覗いてきたみたいな感じ。
いろんな国や場所、時代にポンポンと飛んできたような感じ。
この体感は、やみつきになるよ。