夏にやりがち《そうめんを食べ続ける》と老けやすいカラダに~週刊現代~ | 長谷部茂人 マイノリティレポート

長谷部茂人 マイノリティレポート

B級ニュース・マイスター長谷部茂人がお届けする平凡と非凡の時勢談。

 

「葉酸はテロメアを含むDNAの合成や修復に不可欠なものですが、日本人の6割は、葉酸が欠乏しやすい遺伝子を持っている。そこで葉酸の含まれる食品を積極的に摂取することが重要です」

たとえば、ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜が挙げられるが、気軽に摂取できる緑茶も良い。ただし、注意点があると香川氏は語る。

「葉酸は光に当たると徐々に分解されるので、ペットボトルに入ったお茶ではほとんど摂取できません。また、サプリで大量摂取すると健康被害につながることが報告されています。私がお勧めするのは、ネットでも販売されている、穀類に葉酸を加えた葉酸米を食べることです」

 

糖はできるだけ避ける

慢性炎症以外にテロメアの短縮を促すのは、「酸化」と「糖化」である。

ビタミンCやビタミンEなどを含む抗酸化作用のある食べ物が老化のスピードを抑えるのはよく聞く話だが、過剰な糖質により、たんぱく質を劣化させる「AGEs」がつくられてしまう「糖化」にも気を付けたい。

 

「体内にあるたんぱく質に糖がくっつき、その機能が落ちることが『糖化』であり、老化のスピードを速めます。果物に含まれる果糖は他の糖類と比べ糖化させやすく、過剰摂取はお勧めできません。菓子パンや清涼飲料水などに含まれる果糖ブドウ糖液糖はできるだけ避けることが大事です」

そう語る溝口氏は、夏に食べたいそうめんに含まれるグルテンも、肥満や疲れに関係し、老化を進めることがわかってきたと警鐘を鳴らす。そうめんやうどん、パンよりも十割そばや納豆、豆腐を食べると良い。