11月14日はWorld Diabetes Day (世界糖尿病デー)です。 | アロマのちハーブ、ときどきオイスター。

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World Diabetes Dayを迎えるにあたって、発症当時から現在に至るまでの経緯をまとめてみました。当ブログでは自らを生意気にも「普通の人」と名乗ったりしておりますが、それはこの4年間を懸命な自己治療を行った結果であり、発症歴20年において過去15年間以上は地獄の入口あたりを彷徨っていました。

病歴においてSlowlyProgressivIDDN(緩徐進行1型糖尿病)及び「線維筋痛症」並びに「うつ病」は発生順の記載によるため混同したものとなっております。後に厚生労働省及び聖マリアンナ医科大学様のご助言によって切り分けを行なった経緯があります。


病名:SlowlyProgressivIDDN(緩徐進行1型糖尿病) 
http://www.igaku.co.jp/pdf/tonyo0911-3.pdf#search='SPIDDN'

SPIDDMは膵島関連自己抗体(GAD抗体,ICA,IA-2抗体およびインスリン自己抗体などが検出されなければ,2型糖尿病と類似した病態を示す1型糖尿病のサブタイプである。内因性インスリン分泌を温存することにより,血糖値の安定化が得られ,その結果糖尿病性合併症の予防にも貢献する。SPIDDM例は発症(もしくは診断)当初はインスリン分泌能が残存している例が多く,このような症例は早期インスリン治療が内因性インスリン分泌の保護に有効であることがTokyo Study の結果示された。また,最近劇症1型糖尿病との膵所見の対比から新たな病態も明らかになっている.



  
 


平成5年(1993年)【検診で初めての異常値】⇒血糖値「201㎎/dl」
平成6年(1994年)【急激な悪化】食前血糖747㎎/dlで緊急入院
平成7年(1995年)【糖尿病性ニューロパチー】末梢神経の障害   
平成8年(1996年)【咳喘息】より【低酸素血症】血中酸素量60% 
平成9年(1997年)~ 平成18年(2006年) 以下
【全身の激痛】⇒ 血中CK(CPK)1557 IU/l心筋梗塞の疑い。
【緑内障】⇒両眼ともレーザー手術を施し眼圧は回復する。 
歯根肉牙腫(歯根嚢胞)】⇒ 歯根部壊疽による歯根端切除術
【眼底出血】⇒ 単純網膜症から前増殖網膜症への進行。
【酷い倦怠感】【運動能力の著しい低下】
【扁桃腺炎】【口内炎】の多発。
【握力の低下】【筋力の低下】【持久力の低下】
【多発性胃潰瘍】【逆流性食道炎】
起立性低血圧】⇒起立時に血液が急降下、血圧が半減卒倒。
シェーグレン症候群】⇒指の関節痛、ドライアイが頻繁になる。
ラクナ脳梗塞】⇒頭部CTで小規模な梗塞が多数発見される。
【思考能力の低下】【判断力の低下】
【集中力の低下】【記憶力の低下】
攻撃的うつ病】【自傷行為】【遂行機能障害】平成18年(2006年)
【糖尿病による神経障害による疼痛】から【線維筋痛症】へ
平成 9年(1997年)線維筋痛症と診断される。 
平成19年(2007年)【感染症】による肺炎で緊急入院  。
平成22年(2010年)11月 CSII(インスリンポンプ)導入 
平成26年(2014年)現在に至る。


インシュリン温存療法によって1度は枯れた自己インスリンも健常者様のC-ペプチド値の下限を超えるまでに復活し、A1cは健常者様により近づくことができました。が、20年間以上に渡る「負の遺産」である合併症は改善の方向へと向かっているものの、今後の課題や残された問題点は多く残されています。



世界糖尿病デーとは

拡大を続ける糖尿病の脅威を踏まえ、2006年12月20日、国連は国連総会義で、IDFが要請してきた「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を加盟192カ国の全会一致で可決しました。同時に、従来、国際糖尿病連合(IDF)ならびに世界保健機関(WHO)が定めていた11月14日を「世界糖尿病デー」として指定しました。IDFは決議に先駆け、”Unite for Diabetes”(糖尿病との闘いのため団結せよ)というキャッチフレーズと、国連や空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」を使用したシンボルマークを採用。全世界での糖尿病抑制に向けたキャンペーンを推進しています。


世界で10秒に1人の命を奪う糖尿病

糖尿病は今や世界の成人人口のおよそ5~6%となる、2億4600万人が抱える病気です。一般的に死に至る病気との認識は薄いですが、年間実に380万人以上が糖尿病の引き起こす合併症などが原因で死亡しています。これは世界のどこかで、10秒に1人が糖尿病に関連する病で命を奪われている計算となり、AIDSによる死者に並ぶ数字です。このまま進むと、世界の糖尿病人口は、2025年には3億8000万人(2007年比64.7%増)に達することが予想されています。糖尿病患者の増加は特に発展途上国で顕著に見られ、経済成長、生活水準の向上、教育改善の大きな妨げとなっています。


日本国内での脅威

2006年に実施された糖尿病実態調査によると、日本には約820万の「糖尿病が強く疑われる人」が存在します。さらに、「糖尿病の可能性を否定できない人」も約1,050万人おり、合計で総人口の10%を超える約1,870万人の糖尿病患者がいると推定されています。また、40歳以上の3人に1人が糖尿病または糖尿病予備軍である事実が、2006年の国民健康・栄養調査で発表されました。糖尿病が原因の死者も年間約1万人以上になる中、実際に治療を受けている患者は、約247万人に留まっています。糖尿病には痛みなどの自覚症状が少ないことから、疑いがありながらそのまま治療を受けないケースが多くあることが、その要因と考えられています。