お坊さんが勉強する京都検定 (嵐山・右京区編③) | 僧侶えいしょうのブログ(神社・お寺の紹介・神道・仏教の知識)

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『フリースタイルな僧侶たち』所属
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著書:明日から話せる日本の宗教
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えいしょうです。

 

取引先の管理職の方が仰ってました。

 

ミスを防ぐには、

 

「百聞は一見に如かず」

 

必ず目視で確認しましょう、と。

 

私も目視を忘れてよくミスをしてしまっているので、

「百聞は一見に如かず」を

しっかり戒めにしていこうと思います。

 

3:嵐山編

 

{ 問3 ここはどこでしょう }

 

<ヒント1>

影が虹色になることから、

「虹の窓」と呼ばれる

吉野窓があります。

 

<ちょこっと仏教①>

 

知ってると自慢したくなる、吉野窓の話

 

吉野窓は円になってます。

仏教的に円は悟りを、四角は迷いを

表します。

 

理由は、四角は人間の苦の代表四苦を表すからで、

四苦とは生・病・老・死を表します。

生‥産道を通るときに汚れる苦しみ

病‥病気になる苦しみ

老‥老いる苦しみ

死‥死んでしまう苦しみ

 

円は、悟りは宇宙の真理を知ることで、

円が大宇宙を表すからです。

「禅と円通」の心を表します。

 

吉野窓は、吉野太夫ゆかりのお寺「常照寺」の、

この窓と同じ形の窓から来ています。

 

吉野太夫は本阿弥光悦などとも交流もあった、

絶世の美女だそうです。

 

吉野太夫はこの窓の障子を閉じて、

自分の姿を映し出し、

「まだまだだなあ」

と自分を戒めていたそうです。

 

<ヒント2>

「もみじの絨毯」と呼ばれるほど、落ち葉が美しいお寺です。

 

正解は、、 祇王寺!!

 

平家ゆかりのお寺で、悲しい歴史がうかがえます。

 

【問題】

法然の弟子、念仏坊(①)が建立。

お寺の名は(②)の寵愛を失った祇王が、

母(③)と妹の祇女を伴い剃髪しお寺に入ったところから。

4人の尼さんの像があり、

祇王、祇女、(③)、(④)のものである。

 

<ちょこっと仏教②>

 

四苦について、詳しく

 

四苦を表すお話に、

「四門出遊」というお話があります。

 

四門出遊はお釈迦様が、出家を決意した

時のお話で、

お釈迦様が王子の頃、鳥が虫を食べる様子を御覧になり、

「一方が生きるため一方が殺されねばならぬ」

という事実に悩み、軽いうつになりました。

 

身を案じた父がお城の外を象で散歩(さすがインド)

するようにいい、家来をつれて東門から出たところ、

老いて見た目がよぼよぼの人が見えました。

 

「あれはなんだ?」

 

お釈迦様が家来に尋ね、家来は

 

「あれは老人にございます」と伝えました。

 

今までお城の外に出なかったお釈迦様は、

人が老いることを知らなかったのです。

 

このように病人、葬式と会い、最後に会ったのが

修行僧でした。その姿に感動したお釈迦様は、

「自分も修行僧のように、迷いのない存在に

なりたい!」

と出家を決意なさったのでした。

 

【答え】

①良鎮

②平清盛

③刀自

④仏御前

 

本日はここまで、、

(最近毎日更新できてませんが、

なるべく毎日更新していきます!!)