Absolute Gem -19ページ目

海外の恋愛というもの

高校生や大学生の恋愛に案外近いものかもしれない。

高校や大学のときの恋愛は、自分の過去の経験に照らし合わせたり、
今まで会った人と比較することがないから、
案外すんなりと、良い意味で今のそのままを受け入れる。

人は年を重ねながらも、今まで出会った人の良い部分を採用して、自分の好みを描き始める。
それはこういう人は将来こうなる、とか、こういう過去を持つ人は、どうだとか。
そうしていくと、いつの間にやら恋愛することに時間がかかるようになる。

実はそれが海外を出ると、そういったものがゆるくなる、というか、
高校や大学のころのように戻る。

それは決して言葉の壁が理由だけではなく、
まったく新しい人々に出会い、過去の経験が活かされないからではないか、
よってあまり深読みせずに恋愛をする。

今までの過去に出会った人間に適用されないから、
相手に多くを求めることもなければ、お互いがお互いの価値観に適応しようとする。

それは経験の少ない、高校や大学のころのよう。
良い意味でも悪い意味でも。

日本の奇跡

日清戦争、日露戦争に勝利した明治時代の日本というのはすごかったらしい。
相当の貧乏国家であり、半開国であったにもかかわらず、
帝国主義時代の膨張する列強に搾取されるどころか、その仲間入りを果たした。
奇跡を起こした、とも司馬遼太郎は書いている。

そしてその後も、戦争に負けながらも驚異的な復興を遂げ、繁栄した。
国民は貧困に耐えながらも、生き残りをかける以上の強い意志と希望を持って、
将来に向かってエネルギーを注ぎ続けたのだろうと思う。

日本はすごい、近代において2回も奇跡を起こした。

俺はそんな日本に子供のような無邪気で無鉄砲な強い意志と、
それに希望や期待を持ち必死で支える母性をなんとなく感じる気がする。

そして今、われらの世代にはニートなんていう存在がたくさんいるほど、
頼りになりすぎる親がいたりする。
そういう存在はこの社会が生んでしまっただけで、その本人自身が問題とは一途にいえないけれど、
努力して将来的にそれを卒業するか、別に頼る存在を造らなければ(※)、
いずれ頼りになる親がいなくなったとき、克服できないような「極」面を迎えることになると思う。

それに似たような状態が今の自分にも当てはまっている。
自分が、長くて面倒になる話をなかなかしないせいで、
比較的お金に余裕があって不自由しないという自分を周りにイメージされているけれど、
実際はもっとひどい状態にある人間なのかもしれない。

5年ほど前に父をなくし、その父が遺した元手で父の退職後に母が事業を起こした。
今はまだ父のおかげで家族全員が普通の生活と、母のおかげで子供は時間的猶予をもらっている。
友人と違う選択肢を取ったからこそ、違う面白い半生を期待されている。

その本人は代わりに、無邪気で無鉄砲なより強い意志がなくてはならない、
そしてその分、更に大きな母性をいずれ持たなくてはならない、と思う。

そうやって人生を歩み、歴史が作られていく。

※…保険会社のAIGや小室哲哉のように大きすぎる存在になってしまえば、
案外頼れる人はいくらでもいるのかも?人に迷惑は相当かけるけど笑

英国は滅びる!?

「軍艦というものはいちど遠洋航海に出て帰ってくると、船底にかきがらがいっぱいくっついて船あしがうんとおちる。
人間も同じで、経験は必要じゃが、経験によってふえる知識と同じ分量だけのかきがらが頭につく。
知恵だけ採ってかきがらを捨てるということは人間にとって大事なことじゃが、老人になるとなるほどこれができぬ。」

・・・

「古今集ほど古くなくても、すぐふるくなる。もう海軍とはこう、艦隊とはこう、という固定概念(かきがら)がついている。
おそろしいのは固定概念そのものではなく、固定概念がついていることも知らず平気で司令室や艦長室のやわらかいイスにどっかとすわりこんでいることじゃ」

司馬遼太郎「坂の上の雲」より

そういや自分の訪れた国を船にたとえると面白い。

日本:航海で船は老朽化しているが、かきがらを取りながらもここまできている。
後は、明治維新後航海し続けてきた、適応できなくなってきている船(国体)を今後どうするかが課題?

シンガポール:航海してまもなく、英国から輸入した船は新しい。
船の適応性と、知恵を採りながらかきがらをうまく捨てて進めるかがこの国の課題か。

英国:遠洋航海で世界を誇る性能のいい船は老朽し、かきがらも取らずにきてしまっている。
大規模なメンテナンスか、新しい船を作るか?

SOASで博士号を目指しているフラットメイトの香港人も言っていたな。

「この国(英国)は滅びますよ」

英国人の性質や、英国の唯一であった金融の現状を見てのことらしい。
というのも、日本と違い、この国では金融以外に世界に誇る企業がないのだ。
面白い過激発言、こう考えると確かに分からなくもない。

ちょうどよく交わる歳

ねずみ公使と呼ばれていた明治時代の天才外交官、小村寿太郎という人物がいた。

「正直は最上の政策である、といったワシントンが、おれには誰よりもえらい政治家だったように思える」

と、滞米中つねにいった。

…司馬遼太郎の「坂の上の雲」より

そういえば、英国の日系出版社社長も、
仕事を通じて正直であることが最も大事であるようなことを言っていたのを思い出す。

俺は彼がそれほどすごい人間であるようには思わず、
だからと言って、特に俺はこのことで結論を求めるつもりはない。

実は、最近やたらと物事にリンクすることが多くなったような気がする。

もちろん、そういう言葉だけではない。
人の顔も以前見たことのあるような親近感を感じる人が多くなった。

それはきっと、出会う言葉や人の数、
そして記憶力の鮮明さあいまいさがちょうどよく交わる、
この30歳だからなのだろうかな?

と思ったりする。

Oxford trip

自分と仲良くしてくれる人のために、
どれだけその人の存在価値を高められるか、
今はなによりもそれを大事にしたいという日々。

トルコ5人、コロンビア1人の友達とオクスフォードに行ってきた。
イギリス内初の旅行を企画してくれたEcemに感謝したい。

以前まではトルコ人はいまいち乗り切れない、接しづらい印象ばかりあったのだけれど、
意外と距離感は日本人に近いということに気づく。
クーディユ、そして冷静と沈着
オクスフォード大学校舎内にて。
クーディユ、そして冷静と沈着
右がEcem。トルコにいる彼氏思いのとても優しい女の子。左の彼もとても親切で優しかった。
クーディユ、そして冷静と沈着
ハリーポッターの舞台の一部となったらしいレストラン。
クーディユ、そして冷静と沈着
イギリスっぽいというか、これこそイメージに近いイギリス。
ロンドンよりいい。