日本の奇跡 | Absolute Gem

日本の奇跡

日清戦争、日露戦争に勝利した明治時代の日本というのはすごかったらしい。
相当の貧乏国家であり、半開国であったにもかかわらず、
帝国主義時代の膨張する列強に搾取されるどころか、その仲間入りを果たした。
奇跡を起こした、とも司馬遼太郎は書いている。

そしてその後も、戦争に負けながらも驚異的な復興を遂げ、繁栄した。
国民は貧困に耐えながらも、生き残りをかける以上の強い意志と希望を持って、
将来に向かってエネルギーを注ぎ続けたのだろうと思う。

日本はすごい、近代において2回も奇跡を起こした。

俺はそんな日本に子供のような無邪気で無鉄砲な強い意志と、
それに希望や期待を持ち必死で支える母性をなんとなく感じる気がする。

そして今、われらの世代にはニートなんていう存在がたくさんいるほど、
頼りになりすぎる親がいたりする。
そういう存在はこの社会が生んでしまっただけで、その本人自身が問題とは一途にいえないけれど、
努力して将来的にそれを卒業するか、別に頼る存在を造らなければ(※)、
いずれ頼りになる親がいなくなったとき、克服できないような「極」面を迎えることになると思う。

それに似たような状態が今の自分にも当てはまっている。
自分が、長くて面倒になる話をなかなかしないせいで、
比較的お金に余裕があって不自由しないという自分を周りにイメージされているけれど、
実際はもっとひどい状態にある人間なのかもしれない。

5年ほど前に父をなくし、その父が遺した元手で父の退職後に母が事業を起こした。
今はまだ父のおかげで家族全員が普通の生活と、母のおかげで子供は時間的猶予をもらっている。
友人と違う選択肢を取ったからこそ、違う面白い半生を期待されている。

その本人は代わりに、無邪気で無鉄砲なより強い意志がなくてはならない、
そしてその分、更に大きな母性をいずれ持たなくてはならない、と思う。

そうやって人生を歩み、歴史が作られていく。

※…保険会社のAIGや小室哲哉のように大きすぎる存在になってしまえば、
案外頼れる人はいくらでもいるのかも?人に迷惑は相当かけるけど笑