前回
は、スタートラインに立つ最低限の条件を挙げた。
では、その条件をクリアしたと仮定して…。
どうやれば確率がアップするのか。
まず、思い出して欲しいのは…。
「人は自分と共通点があって、個性的な人に惹かれる」
ここが重要なポイントとなる。
皆さんも経験がないだろうか。
「この人とは、何か波長が合うな」という経験。
要するに、フィーリングが合う感覚だ。
これは、実に単純な話で、
自分と相手の間に共通点が多いからだ。
例えば、話し方や身振り手振り、趣味等々。
共通点が多ければ多いほど波長が合うと感じる。
まあ、当たり前と言えば当たり前の話。
そう、だから共通点を増やせば、自然と距離は近くなるわけだ。
少しショートカットするが、これをNLPでは「ラポールを築く」と言う。
ラポールは信頼関係と訳せばOKだ。
だから、まずは相手に合わせることを心掛ける。
相手の話を聞き、適度に相槌を打つ。話に同調する。
その上で、相手の動きや喋るスピード等を真似る。
NLPで言う“ミラーリング”を利用する。
[★ミラーリング]
相手の動きを鏡のように真似る。
左手を動かしたら、こちらは右手ということだ。
ただ、露骨にやりすぎると不信感を抱かれるので、
それとなくやるようにしたい。
また、時間差でミラーリングする方法もある。
いずれにしても、相手の動作を真似ることが第一歩。
慣れてきたら、喋るスピードや呼吸のタイミングも真似る。
相手を完コピする勢いで臨もう。
[★ミラーリング]
あとは“ペーシング”から“リーディング”へと持っていくが、
まずはミラーリングを習得してしまおう。
そして、相手との ラポールが築かれたと感じたら、
続いては個性を訴えるターンだ。
[★個性の出し方]
同調した上で、別の見解(視点)を示すのが一番簡単。
例えば、好きな映画があったとして、相手とは違う切り口で語る。
相手は、間違いなく「面白い視点を持った人だな」と感じる。
基本は、相手に同調。そして、違う切り口だ。
間違っても、相手を否定して自分の個性をアピールしないように。
否定は相手の心を閉ざさせる必殺技だ。
違うと思っても、まずは同調しよう。
[★個性の出し方]
これで、相手は少なくともあなたに興味は持ってくれる。
興味を持たれたら、次は相手の心を手繰り寄せるターンだが…。
それは、次回に説明するとする。