「タケノとおはぎ」と稽古 | 日々をおもしろがって生きていくFuyucoの日常

日々をおもしろがって生きていくFuyucoの日常

ココロのことや日常感じること、気づきなどを綴っています。好きなことは、神社参拝、美術館へ行くこと。お茶の稽古はゆるゆる楽しみながらやっています。

こんにちわ
とうこです


「タケノとおはぎ」というおはぎ屋さんを知っているだろうか。


わたしは先日お茶の師匠である友人から聞いて知った。


写真で見てから食べてみたくてなんとかならないかと考えていた。


自分達だけで楽しむより誰かにも驚いてもらいたいと思い、最近お稽古が一緒になるひとみちゃんにサプライズをしかけることにした。


ひとみちゃんはちょうど誕生日で、毎回品のいい美人のお母さんと一緒にお稽古にくる小学5年生。


わたしがわからないことがあって
「あれ、どうやるんだったっけ?」と聞くと
「こうじゃないですか〜」
と親切におしえてくれる。


わたしはひとみちゃんより随分オトナだし、
というかたぶんお母さんよりも年上?!
なのでちゃんとしてなきゃ!とか、
よくできてなきゃ!
なんていう思いが頭をかすめる。


けれど、そっちにエネルギーをそそぐのはやめにした。


そんな思いをもっていても疲れるし、できないものはできないとさらしてしまったほうがいい。


できていようができてなかろうが、いま自分ができることを心をこめてやろう。


そうおもうといい具合に開き直れて目の前の稽古に集中できた。


おはぎは師匠が買ってきてくれた。


稽古中に入れ物に入ったままのおはぎをひとみちゃんの前に置く。


師匠「ひとみちゃん あけてみて!」


ひとみちゃん「わぁ〜!すごい!」


「ささやかな誕生日の贈り物、みんなで食べましょ」


と師匠が言うとひとみちゃんははにかみながら喜んでくれた。


そんな姿がとても愛らしく見ているこちらも幸せな気持ちになった。





見かけは芸術的だけど、味はどうなんだろうと疑いながら一口食べてみたら…


味も芸術的!ラブ


白いおはぎは、まずココナツの味が口の中にひろがるとほどなくしてプチっとざくろがはじけた。


薔薇のおはぎは、ごまの風味のなかに杏がひそんでいた。


まず目から驚きと、そして味覚も私たちを楽しませてくれた。


これはおすすめニコニコ


昼過ぎからはじまったお稽古。
障子ごしの光はまだ眩しいくらいだった。


気づくと外は真っ暗でとっぷり日が暮れている。


そんな季節の茶室は、炉も近くにあるのでとてもあたたかく守られている感じがする。





日が暮れるのが早いこの時期は物寂しくもあるけれど、とても好きな季節でもある。


粋な師匠は、わたしにもおはぎのお土産を持たせてくれてもう一度オットと一緒に楽しむことができたおねがい


また別の季節のおはぎも食べてみたいな。