(今年最後の記事)毎年恒例ですが、今年の自分の出来事をキーワードと写真で振り返ります。今年は仕事が忙しかったり、プライベートでまさかの出来事があったり、なかなか大変でしたが…、活動はしっかりできた一年となりました。
(1)最高だった夏のオーストリア・ドイツ旅行
今年最も印象に残っていることは、何と言っても8月のオーストリア・ドイツ旅行です!その旅行記はまだ終わってなくて、ようやく2/3くらいブログにアップできたところ。そのくらい充実の旅でした。以下、観光地や料理の写真をいくつか。
(写真)インスブルックのシュピタール教会とノルトケッテの山の眺め
(写真)ブラチスラヴァで楽しんだハルシュキとスロバキアワイン白&赤
(写真)チェコの世界遺産レドニツェ城(上)&ヴァルチツェ城
(写真)最高だったコーブルク・ソーセージ&ビールKreuztrunk
(写真)バイロイトのマイゼルス・ヴァイス5種類飲み比べ
(写真)バート・イシュルのお祭りで遭遇した地元の楽団
(写真)人生最高の登山となったオーストリアのドナーコーゲル登山(下は初めて見た生アルペンカモシカ)
(参考)今年の夏のオーストリア・ドイツ旅行の記事(17記事・連載中)
https://ameblo.jp/franz2013/theme-10118762871.html
観劇では、バイロイト音楽祭の演出が最高だったトリスタンとイゾルデ、新機軸ARゴーグルを導入したパルジファル、バート・イシュル・レハール音楽祭の珠玉のオペレッタ、ザルツブルク音楽祭の踊りが印象的だったオルフェオとエウリディーチェ、インスブルック古楽音楽祭のヴィヴァルディのオペラなど、大いに楽しんできました。
年明けから旅行記の続きをアップしていく予定です。「フランツさん、これを観に行ったの!」という、私ならではのチョイスのめっちゃ楽しい公演も出てきますよ~。どうか、お楽しみに!
(2)とことん勉強したNHKラジオ ビジネス英語
今年は何をした年なのか?例年と異なり特筆すべきことは、4月~9月に「英語の勉強をしっかりした」ことです。このことは10月に以下の記事に書きました。
(参考)2023.4~9 NHKラジオビジネス英語&私の英語の勉強方法
https://ameblo.jp/franz2013/entry-12824450155.html
いま現在、仕事で差し迫って英語をブラッシュアップさせる必要はありませんが、とにかくこの2023年4月~9月のNHKラジオ ビジネス英語の教材で勉強するのが楽しくて!先日、まとめて復習しましたが、使える単語や熟語を700くらい覚えました。将来きっと活きてくると思います。
参考までに、ごくごく一部ですが、覚えた言葉を以下に紹介します。これまで他の言い回しを使っていましたが、今後ぜひ会話の中に取り入れてみようと思っています。
◯get a foot in the door (きっかけを作る、足がかりをつかむ)
◯it all comes down to ~ (決め手となるのは~だ、~にかかっている)
◯leave no stone unturned (あらゆる可能性を検討する、出来ることはすべてやる)
◯put all one’s eggs into ~ (すべてを~に集中させる)
◯off the top of my head (私が思いつく限りでは)
◯be on the same page (共通の認識を持っている、同じ考えである)
◯teaching a fish to swim (釈迦に説法)
この年末年始も毎日1時間くらい復習しようかな?と思っています。英語はとにかく同じ教材で繰り返し勉強して、スムーズに単語や熟語を話せるようになることが重要だと思います。それがヒアリング能力の向上にもつながることでしょう。
英語の勉強にご興味のある方、NHKラジオでは来年1月~3月も同じ内容の放送があるので(後半の3ヶ月を途中から始める形となりますが全く問題なし)、ぜひトライされてみてください!You can do it!
(3)驚異のグレート・ヴィンテージだった2003年のボルドーワイン
今年は20年ものとなる2003年ヴィンテージのボルドーを大いに堪能しました!グレート・ヴィンテージとして高い評価を得ている2003年。味わってみたところ、さすが太陽に恵まれた年。抜群に素晴らしかったです!
(写真)シャトー・コス・デストゥルネル2003(1月)。初めて試した2003年のボルドーでしたが、ゴージャスな味わいに圧倒されました!
(写真)シャトー・ピション・ラランド2003(2月)。こちらも感動的なワインでした!上野水香さんの素晴らしいバレエ(ボレロ)に合わせて開けたのは良い思い出。
(写真)シャトー・ラフィット・ロートシルト2003(3月)。「家を抵当に入れても飲みたいワイン」とも言われる、パーカーポイント100点満点のワインです。「驚異の2003年ヴィンテージ、されどラフィットは変わらず」と感じたエレガンス、さすがラフィット!
※上記の3本のほか、秋にはシャトー・ランシュ・バージュ2003とシャトー・ローザン・セグラ2003なども楽しめました。
いろいろ味わってみて、2003年ヴィンテージ共通の特徴は、アルコールの厚みや甘味を強く感じて、まるでポート・ワインのように濃厚でゴージャスなワイン、ということでした。
ワインは料理と合わせて楽しむお酒ですが、ほとんど単体でデザートワインとしても楽しめそうなくらいにリッチ。水平(同じヴィンテージ)で試してみたので、ヴィンテージの特徴が良く分りました。
(写真)今年は特別なカリフォルニア・ワインも開けました。カレラ・ピノ・ノワール・ジェンセン2009。ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」の後に合わせて楽しんだ一本。こちらも最高でした!
来年はずっと寝かせてきた2004年のボルドーと、今年試すことができなかった2003年のボルドーを中心に、ワインを楽しむ予定です。今からとても楽しみです!
(4)能&狂言と文楽を2年連続で皆勤賞
昨年と同様、国立能楽堂の能&狂言の公演を、1月~12月に毎月観に行くことができました。やったー!バンザーイ!
こうして、能と狂言を観ることが日常生活の中で当たり前のようになってつくづく思うのは、日本人に生まれて良かった、ということ。自然を愛でる風流な感性には大いに喜びを感じますし、能に多い源平物には世の無常を感じますが、翻って今の平和のありがたみや日々の小さな幸せの大切さを実感します。狂言のほっこりした笑いやおかしさにはいつも癒やされますね~。
(以下、今年観に行った作品の一覧です。)
◯国立能楽堂(能&狂言)
1月 能 竹生島/狂言 昆布柿
2月 狂言 吹取/能 鵜飼
3月 狂言 孫聟/能 盛久/狂言 連歌盗人/能 草紙洗小町
4月 狂言 蝸牛/能 葵上
5月 狂言 佐渡狐/能 賀茂
6月 狂言 人を馬/能 飛鳥川
7月 狂言 蚊相撲/能 杜若
8月 狂言 八尾/能 楊貴妃
9月 翁/能 清経/狂言 栗焼/能 山姥/能 芭蕉/狂言 文蔵/能 望月
10月 狂言 呂蓮/能 呉服
11月 組踊 万歳敵討/能 夜討曾我
12月 狂言 苞山伏/能 葛城/狂言 六地蔵/能 七人猩々
(写真)国立能楽堂の2023年1月~12月の公演パンフ一式(1月と2月が合併号だったので計11冊)。この年末年始に、観なかった作品も含めて、ゆっくり見返すのが楽しみです!
また、文楽の方は、国立劇場が10月でいったん閉場するので、国立劇場小劇場で特別感のある「さよなら公演」を大いに堪能できました。特に菅原伝授手習鑑の通し上演を、5月と9月に存分に楽しむことができて感無量でした!
◯国立劇場小劇場(文楽)
2月 心中天網島
5月 菅原伝授手習鑑~初段・二段目
9月 菅原伝授手習鑑~三段目・四段目・五段目、曽根崎心中
(写真)菅原伝授手習鑑の公演のチラシ。菅原道真公(左上の紫の衣裳・その左は雷神になった姿)を中心にして、本作品にどれだけ多くの人物が登場して、サブストーリーも含めて物語を展開するのか、よく表わしている本当に素敵なチラシです。
(5)楽しみ尽くした国内旅行
国内旅行は今年は3回、6つの県に行くことができました。以下、写真で振り返ります。
(写真)静岡県(1月)。静岡交響楽団のハイドンシリーズのフィナーレ、ハイドン101番「時計」、103番「太鼓連打」、104番「ロンドン」を聴きに行きました。静響のハイドンシリーズは結局計6回も聴きに行きました。静岡に伺う機会を作っていただき、心より感謝です。
そして、素晴らしい演奏の後は、静岡の新鮮なネタのお寿司や特産の桜エビの天ぷらを地酒と合わせて最高!さらには、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公・北条義時のお墓まいりにも行きました!
(写真)山口県(4月)。源平合戦の最終決戦の地、壇ノ浦に行くことができ、感無量でした!松蔭神社のある萩やサイクリングを楽しんだ秋吉台、イカの天丼が絶品だった須佐ホルンフェルスも素晴らしかったです!
(写真)島根県(5月)。出雲大社はもちろん素晴らしかったですが、近くの島根県立古代出雲歴史博物館の企画展「出雲神楽」が非常に良かったです!世界遺産の石見銀山(写真:龍源寺間歩の入口)、松江での小泉八雲(ラプカディオ・ハーン)の足跡も興味深いものがありました。
(写真)鳥取県(5月)。うさぎ年の今年、因幡の白兎ゆかりの地、白兎神社に行くことができ、忘れられない思い出になりました。暴風雨の中、ずぶ濡れになりながら探索した鳥取砂丘、砂の美術館のエジプト展も見応えがありました。
(写真)福井県(10月)。見事な緑の苔に包まれた静謐な永平寺が抜群に良かったです!朝倉氏遺跡や東尋坊、恐竜博物館など、福井県は観光名所の宝庫だと感じました。北陸新幹線の延伸ももうすぐですね。
(写真)滋賀県(10月)。比叡山延暦寺は3つのエリアからなるスケールの大きさと、法然上人(浄土宗)、親鸞聖人(浄土真宗)、日蓮聖人(日蓮宗)など、名高い宗派の開祖が修行した総本山としての歴史に心打たれました。近江牛のステーキもめっちゃ美味しかったです!
静岡県は新幹線ですが、後は全てマイルの期限切れに伴い、特典航空券で国内旅行に行ったところです。実は現在、またマイルの期限が迫ってきており…笑。来年も国内旅行をぜひ楽しもうと思います!
(6)今年も素晴らしかった東京のオーケストラ
今年は東京のコンサートの記事は9本に留まりましたが、コンサート自体はそれなりに聴きに行っていました。
例年に比べ特筆すべき点は以下の通りです。
①都響を聴きに行った回数がN響よりも多かったこと
②バッハ・コレギウム・ジャパンと紀尾井ホール室内管弦楽団を聴いた回数が相対的に多かったこと
③R.シュトラウス/アルプス交響曲を、読響(1月)・新日フィル(4月)・N響(4月)・都響(7月)と年4回も聴けたこと
大野和士さんとパトリツィア・コパチンスカヤさんと都響のリゲティ・プロ、パーヴォ・ヤルヴィ/N響のシベリウス4番、セバスティアン・ヴァイグレ/読響のシュレーカー/あるドラマのための前奏曲、鈴木雅明/BCJのシューベルト・プロ、ファビオ・ルイージ/N響のマーラー8番、など、強く印象に残ったコンサートが多く、今年の東京のオーケストラのコンサートは豊作だったと思います。以下、オーケストラを聴きに行った回数順に、特に印象に残ったコンサートです。
◯東京都交響楽団(16回)
⇒ヨーン・ストルゴーズさんとペッカ・クーシストさんのシベリウス&マデトヤ(1月)、ヤン・パスカル・トルトゥリエさんのフランス・プロ(2月)、大野和士さんのマーラー2番(3月)、大野和士さんとパトリツィア・コパチンスカヤさんのリゲティ・プロ(3月)、尾高忠明さんのエルガー2番(5月)、マルク・ミンコフスキさんのブルックナー5番(6月)、アラン・ギルバートさんのニールセン5番&R.シュトラウス/アルプス交響曲(7月)、大野和士さんの北欧プロ(7月)、小泉和裕さんのブルックナー2番(10月)、オスモ・ヴァンスカさんのシベリウス5番&6番&7番(10月)、大友直人さんのサン=サーンス3番(12月)
(写真)都響とパトリツィア・コパチンスカヤさんのリゲティ・プロのワンショット(都響のツイッターより)。この印象的なパフォーマンスを観て、私はダダの始まりとされる、キャバレー・ヴォルテールの夜会を連想しました。
◯NHK交響楽団(14回)
⇒ヤクブ・フルシャさんとピョートル・アンデルシェフスキさんのシマノフスキ4番(2月)、パーヴォ・ヤルヴィさんのシベリウス4番(4月)、ファビオ・ルイージさんのフランス・プロ&ウィーン・プロ(5月)、ジャナンドレア・ノセダさんのショスタコーヴィチ8番(6月)、尾高忠明さんのブラームス3番(10月)、ゲルゲイ・マダラシュさんのハンガリー・プロ(11月)、ユッカ・ペッカ・サラステさんのシベリウス1番(11月)、ファビオ・ルイージさんのマーラー8番(12月)
(参考)2023.12.16&17 祝!NHK交響楽団定期公演2000回!(思い出の60定期公演)
https://ameblo.jp/franz2013/entry-12833831141.html
◯読売日本交響楽団(10回)
⇒エリアス・グランディさんとアンナ・ルチア・リヒターさんのモーツァルト&ブラームス1番(2月)、セバスティアン・ヴァイグレさんのシューマン2番(2月)、アントネッロ・マナコルダさんのハイドン49番「受難」(4月)、セバスティアン・ヴァイグレさんのシュレーカー/あるドラマへの前奏曲(7月)、マリオ・ヴェンツァーゴさんのブルックナー4番(9月)、シルヴァン・カンブルランさんのルトスワフスキ/管弦楽のための協奏曲(12月)
(写真)フランツ・シュレーカー/烙印を押された人々のCD。この大好きなオペラの音楽で組み立てられた「あるドラマへの前奏曲」の素晴らしい演奏を聴けて、大いに感動しました!
◯東京交響楽団(5回)
⇒クシシュトフ・ウルバンスキさんのシマノフスキ/スターバト・マーテル(4月)、ジョナサン・ノットさんのR.シュトラウス/エレクトラ(5月)、ユベール・スダーンさんのモーツァルト・マチネ(10月)、ポール・メイエさんのモーツァルト・マチネ(12月)
◯バッハ・コレギウム・ジャパン(5回)
⇒鈴木優人さんのバッハ/春のカンタータ(2月)、鈴木雅明さんのバッハ/マタイ受難曲(4月)、鈴木優人さんのバッハ/トーマス・カントル就任300年記念(7月)、鈴木雅明さんのシューベルト未完成&ミサ曲5番(9月)、鈴木優人さんのバッハ/クリスマスと新年のカンタータ(11月)
◯紀尾井ホール室内管弦楽団(4回)
⇒ライナー・ホーネックさんのニューイヤー・コンサート(1月)、トレヴァー・ピノックさんのシューベルト8番(4月)、リチャード・トネッティさんのハイドン&モーツァルト(7月)、オッターヴィオ・ダントーネさんのバロック・プロ(11月)
◯新日本フィルハーモニー交響楽団(3回)
⇒インゴ・メッツマッハーさんの新ウィーン楽派プロ(3月)、佐渡裕さんのR.シュトラウス/アルプス交響曲(4月)、シャルル・デュトワさんのベルリオーズ/幻想交響曲(6月)
◯日本フィルハーモニー交響楽団(2回)
⇒山田和樹さんのウォルトン2番(9月)、カーチュン・ウォンさんのマーラー3番(10月)、
(写真)そして、コンサートの終演後に楽しんだ料理とお酒。素晴らしいコンサート → 美味しい料理&お酒、これに勝る喜びはありません!
来年も今年と同じで、N響、都響、読響、紀尾井ホール室内管弦楽団、バッハ・コレギウム・ジャパンを定期会員で、東響、日フィル、新日フィルを一回券で聴きに行く予定です。どのオケも魅力的なプログラムを用意していて、今から楽しみにしているコンサートが盛り沢山。来年も大いに楽しみたいと思います!
(7)今年もとても見応えのあった美術展
今年の美術は、年の前半に精力的に観に行きました。特に印象に残った絵とともに。
(※全て美術展で購入した絵葉書より)
(写真)エゴン・シーレ/母と子@エゴン・シーレ展(東京都美術館)
(写真)クロード・モネ/ポール=ドモワの洞窟@ブルターニュ展(国立西洋美術館)
(写真)フランソワ・ブーシェ/アモルの標的@ルーヴル美術館展(国立新美術館)
(写真)アンリ・マティス/ホットチョコレートポットのある静物@マティス展(東京都美術館)
(写真)ヴィルヘルム・ハマスホイ/室内@テート美術館展(国立新美術館)
どの企画展も素晴らしい内容で大いに堪能しましたが、特に、4月1日(土)にダブルヘッダーで観に行ったブルターニュ展とルーヴル美術館展は、ランチのブルターニュ料理、ディナーのビストロとともに大いに楽んで、良き思い出となりました。
(写真)ブルターニュ料理のガレット・トラディショナルとシードル
(写真)ビストロでのデザート、クラシックプリン ラム酒のキャラメルソースとポートワイン
秋から冬にバタバタして、キュビスム展(国立西洋美術館)にまだ行けていません…。来年ぜひ観に行きたいと思っています。
(8)結構楽しめたNHK大河ドラマ「どうする家康」
昨年の年末のまとめ記事「2022年の思い出」では、一番最初に挙げた思い出がNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でした。1年間熱狂して見ましたが、改めて大河ドラマの最高傑作だったと思います。
今年の「どうする家康」は、1983年の大河ドラマ「徳川家康」を全話見ていることもあり、お休みの年にしようか?とも思いましたが、取りあえず初回を見てみました。ごめんなさい、正直「鎌倉殿」に比べると今ひとつと感じました…。
しかし、松嶋菜々子さんの於大の方(徳川家康の母親)の「三虎なるぞ。ガオ~!ガオ~!」の凜々しさに魅せられてしまって(笑)、続けて見ていたら、服部半蔵と大鼠が活躍する辺りから面白くなってきて、結局、最後まで見てしまいました、笑。
世間の評判はどうやら芳しくなく、視聴率もあまり上がらなかったようですが、私は結構楽しめました。その理由は以下の3点です。
①群像劇として、徳川家康だけでなく、その人生に関わった人たちの物語をよく描いていて、それらがとても印象に残った。徳川家臣団や歴史の中で翻弄された人たち一人一人の人生や思いを丁寧に拾っていた。まさか秀吉の妹の旭姫で泣かされるとは思いませんでした!
②歴史の敗者や日の当らない人物を、最新の研究も取り入れて従来とは異なる形で描いていた。特に、今川氏真、武田勝頼、小早川秀秋などは、これまで持っていたイメージとは異なり立派な武将として描かれていて、とても斬新かつ参考になった。「国家安康 君臣豊楽」の描き方も、なるほど!と思った。
③女性の出演者の演技が素晴らしかった。特に、北川景子さん(お市の方&茶々)、松嶋菜々子さん(於大の方)、和久井映見さん(寧々)、松本若菜さん(阿茶の局)、古川琴音さん(千代さま)、松本まりかさん(大鼠)は役柄に合っていて見事だと思った。
脚本の古沢良太さんは「リーガル・ハイ」や「コンフィデンスマンJP」の作者という触れ込みでした。私はそれらを見たことがないので全く初めてでしたが、とても見どころのある脚本家の方だなと感じました。昨年の「鎌倉殿」が最高だった三谷幸喜さんだって、3回目の大河ドラマです。古沢さんが今回の経験を生かして、またいつか大河ドラマにチャレンジされるといいなと思っています。
以上、2023年の8つの思い出でした!
さて、今年はブログを書くペースを意識的にゆっくり目にした年でした。その結果がこちら。
(図)2023年の月間の記事数
月に3~8記事で、おおよそ4~7日に1回、年62記事。このくらいのペースが私には心地良かったです。ブログに書くネタ自体はふんだんにありますが、何でもかんでも書く必要はありません。厳選してゆっくり書いていくのが良いでしょう。
そして、おかげさまで今年5月にブログ10周年を迎えることができました。来年もこのペースでのんびり書いていこうと思います。
(参考)2023.5.19 祝!ブログ10周年!(始めた理由&スタッツ&思い出の記事&今後)
https://ameblo.jp/franz2013/entry-12804978775.html
(写真)今年の干支、うさぎの起き上がり小法師
最後に、本ブログの更新は今年はこれで終わりです。今年も多くの方に読んでいただき、さらにいいね!やコメントも沢山いただき、本当にありがとうございました!大いに感謝いたします。来年もどうぞよろしくお願いします!
みなさまが素敵な新年を迎えることができるよう、心より祈っております。良いお年をお過ごしください!
(追伸)私の年末のルーティーンになりつつありますが、年末はイギリスの作曲家レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの9つの交響曲を聴いて、ゆっくり過ごそうと思っています。(上記写真はその9枚のCD、ブライデン・トムソン/ロンドン交響楽団の名盤。CDジャケットはイギリスの画家ターナー。)
そして昨年と同じですが、みなさまにヴォーン・ウィリアムズの「未知の世界へ」という曲をご紹介します。オーケストラと合唱による曲で、「恐れずに未知の世界へ踏み出して行こう」という内容の歌詞の、大変勇気をもらえる曲。転調しながら高まっていく合唱の盛り上がりが極めて素晴らしい曲です。
元気を沢山もらえるので、年末年始のお時間ある時、ぜひ聴かれてみてください!新年を清々しく過ごせること請け合いです。それでは、良いお年を~!
(参考)ヴォーン・ウィリアムズ/未知の世界へ。前半はしめやかで美しい合唱。7:15から合唱がめくるめく転調を繰り返して4分間くらい大いに盛り上がります!プロムスの大合唱でお楽しみください!
https://www.youtube.com/watch?v=zKOk_9czKbM (12分)
※BBCの公式動画(プロムスでの演奏)より