今回は初めての試みですが、英語の勉強方法について記事を書いてみようと思います。

 

 

というのも、今年4月~9月にNHKラジオのビジネス英語を、毎週月曜~金曜の23:20~23:35(15分間)にほぼ毎回聞きましたが、これがとても良い内容だったので、ご紹介できればと思ったからです。

 

 

(写真)NHKラジオビジネス英語の2023年4月~9月のテキスト。1冊550円なので、6冊で3,300円。これでどっさり英語の勉強ができるのは信じられません!本当にお得だと思います!

 

 

 

今回は神田外語大学の柴田真一講師と、アメリカ出身で日本でナレーターや声優として活躍されているジェニー・シルバーさんの進行で進んで行きます。

 

柴田先生の英語の勉強のコツやビジネスの進め方のポイントを掴んだ分りやすい説明。そして、ジェニーさんの非常に聞きやすくポジティブな英語にすっかり魅了されて、毎回本当に楽しみながら聞きました。

 

 

 

スキットの内容は、WCSというロンドンが本拠地の老舗ワイン商社を舞台に、そこに転職希望の理沙が面接を受けるところから始まります。

 

WCSに無事転職できた理沙が、会社に馴染んで行きながら、得意分野の自然派ワインをWCSのレパートリーに取り入れていく物語が、WCSのメンバーやクライアントのパスカルなどとのやりとりを経て進んで行きます。最後は理沙が東京の個人営業部長に抜擢されるという、理沙の成長物語でもあります。

 

 

 

ビジネスシーンで実際に使われる英語がふんだんに出てきて、それもそこまでは難しくない、程よい難易度のレベルの英語で、とても実用的だと思いました。観光や英語を話す友人とのやりとりなど、ビジネス以外の英語のコミュニケーションでも大いに役立つと思います。

 

毎回ポイントとなる英語表現が出てきて、例えば4月3日の第1回だと“She oversees our global client list.”ですが、“oversee”(統括する)の別の表現方法として、“be responsible for ~”と“be in charge of ~”の2つを挙げるなど、とても実用的です。言い換えやフレーズがさっと出て来ない時の代替など、大いに役立つことでしょう。

 

また、スキットは理沙やパスカルなどの役の方(声優さん)が話しますが、2回目はジェニーさんが朗読してくれます。同じ英語文を別の人の英語で聞けるので、とても効果的だと思いました。とにかくジェニーさんの英語が分りやすいのが印象的です。

 

 

 

私はワインが大好きなので、出てくるワインやワインの用語もとても参考になりました。特に自然派ワインはこれまであまり飲んできていないので(アメブロで沢山記事にしているように私はクラシックなボルドーが好き)、自然派ワインのトレンドだったり、具体的な産地として出てくるニュージーランド(理沙が以前にワーホリした国)のワインだったり、とても興味深かったです。

 

WCSのロンドン本社の創業者一族のエミリーもいい味出していました。いつもユーモアを忘れないチャーミングなクイーンズイングリッシュが楽しく、理沙をロンドン郊外のWCSのワイン倉庫(何と800万本!)に案内した帰りに、エミリーがお気に入りのお店で理沙とアフタヌーンティーを楽しむシーンはとても素敵でした。

 

 

 

私は以前、杉田敏先生のビジネス英語が大好きで、よく聞いていました。その後は聞いたり聞かなかったりですが、今回のビジネス英語はかなりお勧めだと思います。4月~9月が新しい開講で、この10月からも同じ内容で放送が始まっているので、ご興味のある方は良かったら聞かれてみてください!(途中から始めても全く問題ありません!)

 

 

 

 

 

ということで、今回は4月から6ヶ月間聞いて、お勧めのNHKラジオビジネス英語の紹介記事でしたが、この際、私と英語の関わりについて、少しご紹介します。私は学生時代から英語が本当に苦手で、テストはさっぱり、もちろん聞くのも話すのも全然できませんでした…。(「だって理系だから」とよく言い訳していました、笑)

 

ただし、ひょんなことから英語で仕事をしなければいけなくなり、その時はもう短期間で必死になって勉強しました。その時の教材がNHKのラジオビジネス英語です。若い頃で英会話学校に行く余裕も時間もなく、勉強したのはこの教材のみ。それはもう必死に集中して勉強しました。

 

 

 

その結果、ヒアリングもスピーキングもだんだんできるようになってきて、仕事でもいろいろと経験を積んで、今では英語の仕事は得意分野、簡単な逐次通訳くらいならできるようになりました。自分のスキルの売りの一つとなっています。

 

海外旅行のコンサートやオペラでは、隣の席の現地の方からよく話しかけられますが、英語のやりとりやジョークで笑いを取ったりはお手のものですし、東京で駅や道の分らない外国の観光客の方を見かけたら、進んで声をかけるようにしています。よく言われることですが、英語ができるようなると、本当に世界が広がります。

 

 

 

繰り返しですが、英会話学校などには行ったことがありません。ただNHKラジオビジネス英語を繰り返し聞いて、繰り返し音読しただけ。テキスト代のみ、毎月たったの550円です。英会話学校などに行った方が早いのかも知れませんが、これだけでも、ヒアリングとスピーキングの力は相当上がると思います。

 

コツは以下の5点です。これらを押さえれば、きっとそのうちに、少しできるようになった、そんな実感を持てるようになると思います。私は英語教育に明るい訳ではないので、このような記事を書くのは本来おこがましいのかも知れませんが、英語が自然とできたのではなく、もともとできなかった人間なので、逆にどうやったらできるようになるのか?について、より実感を持ってお伝えしているつもりです。

 

 

◯スキットを聞くことと、それを音読することの両方を何度も行う特に音読が重要。音読を何度もすると、話す時に単語やフレーズがスッと出てくるようになりますし、リスニングでも最初は聞き取れなかった単語やフレーズもだんだん聞き取れるようになります。

 

◯音読はただ平板に読むだけでなく、発音やイントネーションをスキットの真似をして行う。少し大袈裟なくらいにやった方が良い(よりイントネーションが身に付くので)。

 

6ヶ月分全部やる必要はない。3ヶ月やそれこそ1ヶ月分でも構いませんし、途中から始めてもOK。「時間がないので6ヶ月も聞けないよ…」と言って諦めるのはもったいない。完璧主義はこの際不要です。

 

◯漫然と6ヶ月分聞くよりも、1ヶ月分を集中的に聞いて音読した方が良い。要するに、脳にどれだけしっかり覚え込ませるか?植え付けるか?そこの勝負なんだと思います。

 

楽しみながら勉強する。今回はワインがテーマなので、お酒や食事、海外旅行が好きな方は大いに楽しんで勉強できることでしょう。

 

 

 

英語というと、抵抗感があったり尻込みしたり、そういう方、多いですよね?よ~く分ります。以前の私も全くそうだったから。外国人の方が近づいてきたら、「うわっ、どうか話しかけて来ないで!」みたいな、笑。運悪く英語の電話を取ってしまって、たどたどしい英語を周りに聞かれて、穴があったら入りたい思いをしたこともあります。

 

英語をできるようになりたい、踏み出してみたい、という方がこの記事をご覧になられましたら、ぜひNHKラジオのビジネス英語を試されてみてください。もっと難易度の低い、取り組みやすいラジオ番組もありますが、個人的に一番難しい内容のビジネス英語でトライして、それを分るまで繰り返しやった方が良いように思います。人間、背伸びをしなければなかなか成長しません。

 

 

 

以上、NHKラジオのビジネス英語の紹介と私の英語の勉強方法についてでした!本記事の最後に一言。

 

 

You can do it !

 

 

番組でジェニーさんが繰り返し励ましてくれる、その言葉です。本記事がみなさまの英語の勉強の少しでも参考になれば幸いです!