緊急事態宣言が明けました。宣言中であろうとなかろうと、普段から注意すべきは注意していますが、明けたこともあり、特別なワインを飲みに行きました。毎年3月末恒例の、大親友とまた1年間仕事を頑張ったことを分かち合い、お互いの健闘を讃え合う、ご褒美のイベントです。

 

 

(過去3年はこちら)

 

(参考)2020.3.20 シャトー・ラフィット・ロートシルト1995

https://ameblo.jp/franz2013/entry-12583809042.html

 

(参考)2019.3.30 クロ・ド・ラ・ロシュ・ヴィエーユ・ヴィーニュ1999(ドメーヌ・ポンソ)

https://ameblo.jp/franz2013/entry-12450769659.html

 

(参考)2018.3.31 シャトー・シュヴァル・ブラン1998

https://ameblo.jp/franz2013/entry-12365098509.html

 

 

 

今回はシャトー・ラフィット・ロートシルト2001。今年は20年ものとなる2001年ヴィンテージのワインをいろいろ試そうと思っていますが、ここで取っておきのラフィットを投入しました。本ブログで何度となく言っている、大大大好きなシャトーです。

 

 

(写真)シャトー・ラフィット・ロートシルト2001。さりげなくも、風格のあるラベルが本当に素晴らしい!

 

 

 

色はほどよくこなれたボルドー・ルージュ。中央には明るさが差し込んでいて、縁には若干ですがオレンジのニュアンスが宿ります。十分に飲み頃を迎えている雰囲気。健康に熟成したボルドーの色合い、非常に美しいものがありました。

 

香りは千変万化!まずは熟したベリー系の香りが支配的でしたが、中盤からはまるでマルゴーのワインか?と思わんばかりのヴァニラの香り。後半はラフィットならではの捉えどころのない、馥郁とした香りで一杯になります。ちょうど桜の季節ですが、まるで桜の花が日々異なる表情を見せていく風情に、相通じるものを感じました。

 

味は一言で言うと、「しみじみ美味い!」きめ細やかでビロードのような舌触り。旨味と酸味のバランスがとても良い。タンニンは溶け込んでいて、まったり美味しい。肉料理や付け合わせの野菜とも抜群に合います。どうしてこんなにも美味いものなのか?ラフィットの包容力を大いに感じました。

 

 

 

シャトー・ラフィット・ロートシルト2001、極めて素晴らしいワインでした!必ずしも評価が高い訳ではないボルドーの2001年ヴィンテージですが、やはりラフィットはラフィットでした。20年経って、今ちょうど飲み頃を迎えている印象。あと5年寝かせるのも一案ですが、今飲むのが良さそうですね。

 

 

 

 

 

さて、緊急事態宣言が明けましたが、この間書いた記事は1月8本、2月8本、3月5本でした。少なっ!笑

 

それは書くことがなかったからではなく、緊急事態宣言中は、ブログを書くことよりも優先順位の高いことにせっせと取り組んでいたからです。以下、私の緊急事態宣言中に力を入れていたことです。

 

 

 

(1)ピアノの練習

 

まずは本ブログのタイトル通り、ピアノの練習に励んでいました。昨年4~5月の緊急事態宣言の時もピアノを集中的に練習して、ベートーベン/熱情ソナタをを弾けるようになりましたが、今年は小曲をいろいろと練習。3月末までに3~7ページの小曲を15曲ほど弾き終えました。今や、ミニ・リサイタルでも、ストリートピアノでも、何でも来い状態!(うそうそ、盛りました、笑)

 

ところが…。今後もさらに小曲をいろいろ弾こうと思っていたところ…、

 

偶然の流れから、以前から弾けたらいいなと憧れていた、「とある大曲」を弾くこととなりました!

 

18ページもあり、アクロバティックな場面もあって、とても難しい曲ですが、試しに弾いてみたら…、意外と行けそう!

 

今はこの曲の練習に大いなる喜びを覚えています!特に、懐かしさを感じさせる第2主題を弾く喜びは、言葉では言い尽くすことができません!毎日のように練習しては、ドーパミン出まくり、笑。完全に夢中に、虜になっています。

 

ということで、小曲を練習するのは、しばらくお休みにして、ここ3ヶ月くらいは、この「とある大曲」に集中しようと思います。全曲弾けるようになったら、曲名も含め、ぜひ記事にできればと思います。

 

 

 

(2)水泳

 

昨年に水泳の記事を書きましたが、引き続きよく泳いでいます。週に3~4回、1回に2km。なぜなら、コロナに対抗するために免疫力を高く維持したいから。もはやルーティーンとなり、2km泳いでも疲れはほとんど感じず、体も相当に絞れています。

 

(参考)2020.8.18 フランツの夏の日々(水泳3km&ビール3パイント@ブリティッシュパブ)

https://ameblo.jp/franz2013/entry-12618303945.html

 

特に2月は28日しかなかったにも関わらず、月間でほぼマラソン(=42.195km)と同じ距離を泳ぎました!何と、8日連続で泳いだ日も!笑 これはかなりの達成感がありました。

 

夏場にまた1回3km泳ぐことを想定して、4月からは距離を2.5kmに伸ばそうと思っています。なお、泳いだ後のビールがめっちゃ美味しくて!(そっち?笑)

 

 

 

(3)ジョギング

 

水泳に加えて、だんだん暖かくなってきたので、3月初めからジョギングも始めました。学生時代はサッカー部だったので、もともと長距離走は得意な方ですが、よく泳いで体が絞れているので、いきなり10kmから走り始めても全然平気でした。

 

今は距離を15kmまで伸ばしてきています。水泳は上半身、ジョギングは下半身と、主に使う筋肉が違うので、両方すると、バランスよく鍛えられますね。水の中の運動である水泳では落とし切れない部分を、落とせている実感もあります。

 

今後は平日に10kmを1~2回、土日に15km走って、もう少し走り込めたら、月1回か2回は20km走りたいと思っています。何より、走ってシャワーを浴びた後に飲むビールが抜群に美味しくて!(やっぱりそっち?笑)

 

 

 

(4)フランス語

 

私はワインの試飲会でフランスから来られたオーナーや醸造責任者の方と簡単にやりとりする時、あるいはフランスやベルギー、スイスを旅した時に現地の方とのやりとりする時には、なんちゃってですが極力フランス語を使うようにしています。

 

しかし、コロナで海外旅行に行けず、海外のゲストが参加する試飲会もないので、しばらくフランス語を使う機会がありませんでした…。

 

そんな中、2月のNHKラジオのフランス語講座の応用編は、「フランス・オペラに見る魔性の女」と題して、オペラの「カルメン」と「マノン」の原作を読む、という内容でした。オペラ好きにとってとても興味深く(また、「魔性の女」という文言にも惹かれて、笑)、フランス語を思い出すいい機会なので、全8回を聴いてみました。

 

 

(写真)NHKラジオのフランス語講座2月のテキスト

 

 

いや~、プロスペル・メリメとアベ・プレヴォの原作は、難しい単語や今は聞かれない単語だったり、そもそもフランス語自体のヒアリングの難易度が高かったり(リエゾンやアンシェヌマンがあるので)、かなり難しかったです。

 

しかし、こういう機会を活用して、たまにでもフランス語に触れるのは、いずれフランス語を使う機会があった時に、きっと役に立つことでしょう。全回スマホに録音したので、繰り返し聞いてみることにします。

 

 

 

ということで、昨年の緊急事態宣言の時には、ベートーベン/熱情ソナタを弾き、生誕100周年のフェデリコ・フェリーニの映画を観て、アペロール(イタリアのリキュール)を使ったカクテルを作って楽しみましたが、今回の緊急事態宣言でも、「逆にこの機会を利用して◯◯をやれた」というのを作ることができました。

 

毎日報道されるコロナの感染者数に一喜一憂しても仕方ありません。というか、意味がありません。コロナにやきもきすることなく、今の状況の中で、自分のできることに集中するのが良いでしょう。

 

最後に、コロナの患者の治療に奮闘されている医療関係者のみなさまに感謝するとともに、厳しい状況の中で懸命に頑張っていらっしゃる飲食店関係者のみなさまに大いにエールを送りたいと思います。コロナが早く終息しますように!