月末になったので、毎月末に書いているピアノの練習記事です。どうしてこんなことをし始めたのか?については最初の1月末時点の記事をご参照ください。
(参考)2019.1.31~6.30 ピアノ練習の記事(上から1月末時点→6月末時点)
https://ameblo.jp/franz2013/entry-12436912017.html
https://ameblo.jp/franz2013/entry-12443231880.html
https://ameblo.jp/franz2013/entry-12451027251.html
https://ameblo.jp/franz2013/entry-12457053415.html
https://ameblo.jp/franz2013/entry-12465596569.html
https://ameblo.jp/franz2013/entry-12489399693.html
今月はまず4月に弾き始め、6月末で仕上げる目標に一歩届かず、延長戦になっていたスクリャービン/ピアノ・ソナタ第2番第1楽章。
○2019年6月までの目標 ⇒ 7月までに延長
スクリャービン/ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調op.19第1楽章を仕上げる。
(参考)スクリャービン/ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調op.19第1楽章
https://www.youtube.com/watch?v=akVTj-Im44w (9分)
※東京六大学連盟の公式動画より。私がこの曲にチャレンジするきっかけとなった、お茶の水大学の学生さんの素敵な演奏。
おかげさまで無事に仕上げることができました。やった~!
演奏会用アレグロもそうでしたが、この曲をスラスラ抑揚を付けて弾けるようになれたのは心の底からの喜び、そして大いなる充実感!仕事が忙しい中でも、疲れ目には目薬さしつつ頑張って練習してきて、本当に良かった!
しかし、表現の面ではまだまだいろいろ工夫のできる曲、一音一音が本当に奥深いです。一応仕上げましたが、これからも毎日1回は弾いて常時レパートリーに入れ、楽譜をより一層研究し、曲想をもっと深めていきたいと思います。
以下はいま夢中になっている場面をいくつか。
(写真)前半最後の右手がキラメキの高音を弾く場面。ここは右手を浮遊させつつ、赤丸の旋律を左手で出すところで(ファ#レ#ミ~レ#ミ~♪)、途中、旋律が右手になったり、最後の2音の間で左手が大きく低くなるので、とても難しい場面です。しかし、ここの右手と左手の呼応感たるや、半端なく素晴らしい!
(写真)中間部から後半が始まる場面。中間部最後(2・3小節目)をダブルフォルテの冒頭主題で決然と終えた後、嬰ト短調からホ長調に転調して、まるで光が差し込むようにピアニッシモで優しい主題が回帰する瞬間!弾いていて震えるほどに感動します!
(写真)後半途中、右手がピュアな旋律を弾く場面。ここの左手は前半はシンプルな和音3つですが、後半は3連符や4連符に変化して、右手との絡み方が絶妙!3連符の3音目を1音目に重ねるところとか、本当に味わいがあります。
こんな感じで、弾けば弾くほど、好きな場面やときめく場面がどんどん増えていきます!改めて、スクリャービンの素晴らしさを体感する毎日。引き続き、どんどん弾き込みたいと思います!
続いて、6月末に以下の新しい目標を立てました。
◯2019年9月までの目標
スクリャービン/エチュードop.42-4を仕上げる。
譜読み(2ページ)は終えましたが、
目標変更!他の曲を9月までに弾くことにしました。
このままスクリャービンのエチュードを練習してもいいのですが、ここに来て、まずはこっちを弾きたい!という曲が出現したので、目標変更です。
私は独学でピアノを練習しているので、自分自身で追い込んで練習をしなければなりません。この1ヶ月に1回書いている記事もその手段の一つです。ただし、独学ということは、逆に練習する曲を自分で決めることができ、また柔軟に変更もできるので、自分がいま一番弾きたいと心の底から思う曲を練習することができます。
これは平日仕事で疲れてクタクタになって帰ってきた後に、ピアノを練習する一番のモチベーションやエネルギーとなることでしょう。とにかく心を奮い立たせて練習しないことには何も始まりません。
ところでその新しい曲とは?訳あって9月に弾けるようになったら披露したいと思います。既に先週の土日で譜読み(4ページ)は終えましたが、あと2ヶ月しかないので、気合いを入れて仕上げたいと思います!
最後に6月末に9月までに仕上げる目標を立てたベートーベン/月光ソナタの状況を。
◯2019年9月までの目標
ベートーベン/ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」を仕上げる。
第1楽章は何度も弾いてきている曲なのでOK。第2楽章は譜読みが終わり、ぼちぼち練習しています。8月中には終えたいと思っています。
一番難しい第3楽章は7月中に10回くらいさらいました。今後は弾きにくいところの部分練習を集中的にやりたいと思います。いや~、ベートーベンを弾くのは身が引き締まる思いがしていいものですね!指の訓練としても格好です。
ということで、1曲仕上げたら、また次の曲の追い込み。全く休む暇がありません(笑)。さらにここのブログに書いている曲のほかにも、大曲も含め10曲くらい常時動かしているので、時間が限られる中とても大変ですが、しっかり練習を頑張りたいと思います。
全国のアマチュアのピアノの愛好家のみなさま、お互い頑張りましょう!
(追伸)今晩はサントリーホールにワレリー・ゲルギエフ/PMFオーケストラの東京公演を聴きに行きましたが、何と!上皇上皇后両陛下が御臨席されました!PMFオーケストラのショスタコーヴィチ4番の演奏は素晴らしかったですが、クラシック音楽のファンでも苦手にしている人が多い、こんな不協和音満載の非常に難解で長大な曲を御鑑賞されて、若い演奏家たちからなるオーケストラを熱心に讃えられる上皇上皇后両陛下!
日本人で、日本国民で本当に良かった!心の底からの感動を覚えた素晴らしい出来事でした!(なお、コンサートの感想記事は後日アップします。)