月末になったので、毎月末に書いているピアノの練習記事です。どうしてこんなことをし始めたのか?については1月末の記事をご参照ください。

 

(参考)2019.1.31 ピアノ練習(2019年3月の目標&1月末時点)

https://ameblo.jp/franz2013/entry-12436912017.html

 

(参考)2019.2.27 ピアノ練習(2019年2月末時点)

https://ameblo.jp/franz2013/entry-12443231880.html

 

(参考)2019.3.31 ピアノ練習(2019年3月末時点&6月の目標)

https://ameblo.jp/franz2013/entry-12451027251.html

 

(参考)2019.4.26 ピアノ練習(2019年4月末時点)

https://ameblo.jp/franz2013/entry-12457053415.html

 

 

 

◯2019年6月までの目標

スクリャービン/ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調op.19第1楽章を仕上げる。

 

(参考)スクリャービン/ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調op.19第1楽章

https://www.youtube.com/watch?v=akVTj-Im44w (9分)

※東京六大学連盟の公式動画より。私がこの曲にチャレンジするきっかけとなった、お茶の水大学の学生さんの素敵な演奏。

 

 

4月から始めているこの曲ですが、4月末の時点で課題としたリズムはかなり克服できました。右手4連符、左手5連符の難所もいい感じに。ただ、5月は全体的にあまり練習が進みませんでした。その理由は以下の4点です。

 

①GWの旅行でプチ燃え尽き症候群になった(笑)。あまりにも充実した旅だったので(まだ旅行4日目ですが、もう18記事に笑)、その反動でしばらくプライベートではやる気がなかなか起きなかった。そもそも5月は日本にいなくて、7日(火)に帰国、ピアノに本格的に向かったのは11日(土)からだった。

 

②5月はいろいろ忙しかった。仕事が結構忙しくて、行けなかったコンサートも…。そして行けたコンサートも読響3回、N響2回、日フィル2回、藝大フィル1回と大変充実していた。素晴らしかった文楽の妹背山婦女庭訓は1日がかりの観劇で、とても前後にピアノを弾けるような時間がなかった。

 

③難曲かつ大物のスクリャービン/演奏会用アレグロを4月に仕上げたので、そこで一度、達成感を持ってしまった。

 

④演奏会用アレグロに比べると、ピアノ・ソナタ2番は音が取りやすく、楽譜を見ればそこそこ弾けるので、漫然とした練習になってしまった。

 

 

う~ん、どうもこの5月は駄目でした。①と②は仕方ないものの、③は気持ちの問題なので、6月から切り替えますが、問題は④です。これは本当に不思議な現象ですが、演奏会用アレグロに比べると、音の取りやすいピアノ・ソナタ2番の方が、楽譜さえ見れば指はそれなりに出るので、繰り返し練習の切迫感をそこまで感じず、却って覚えが悪かったのです。

 

今日6月1日(土)は久しぶりに何の予定もないお休みの日だったので、どこのパートが弾けて、どこが弾けないのか?弾けないところはどんな練習をすればいいのか?を1日かけて徹底的に確認しました。6月はその方針に従って、平日も含めてしっかり練習して、頑張って仕上げられればと思います。

 

 

さて、前回4月末は最初の1/3までのポイントをご紹介しましたが、今回は中間部について、ご案内します。上の動画だと4:24~5:47、最初の1/3の神秘的な雰囲気と打って変わって、劇的な音楽になる場面です。

 

 

(写真)スクリャービン/ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調第1楽章中間部その1

 

中間部になると、和音が多くなり、ここの左手のようにオクターヴの刻みも入ります。3小節目の左手のアルペジオに乗って、右手がミ♭ファファファと主題を入れるところは本当に好き。

 

 

(写真)スクリャービン/ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調第1楽章中間部その2

 

演奏会用アレグロに比べるとまだ転調の少ないこの曲ですが、フラットの世界からシャープの世界に世界観が一気に切り替わるこの転調は、ハッとさせられて大好きな場面。弾いていてカタルシスを大いに感じます。

 

 

 

(写真)スクリャービン/ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調第1楽章中間部その3

 

そして中間部最後の決めの場面。第1楽章冒頭の主題が回帰しますが、冒頭が右手の3連符はオクターヴのみ3連符で間の音は1拍目のみ、また左手も1拍目しか弾かないところ、この場面は全ての音がダブルフォルテで鳴り響いて、グッとスケールアップされています。ラストのフェルマータは永遠に取りたくなりますね。

 

 

中間部はフォルテで激しい動きなので、この曲の中でも弾くのが難しい場面のように聴こえますが、全曲の中では比較的取り組みやすくて、難しく感じるのはクライマックスの途中、徐々にせり上がっていく場面で右手と左手が重なりながら和音を弾かなければいけないところくらいです。とは言っても、そこはやはり難しい曲。しっかり指に覚えさせたいところです。

 

 

 

とにかく、ブログにごちゃごちゃ書いても(笑)、練習して曲を弾けるようにならなければ、何の意味もありません。6月は切り替えて、しっかりと練習できればと思います。全国のアマチュアのピアノを練習されているみなさま、お互いに練習頑張りましょう!