オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)のニューイヤーコンサートを聴きに行きました。ウィーン・フィルのコンマス、フォルクハルト・シュトイデさんの弾き振りが楽しみです!
オーケストラ・アンサンブル金沢
ニューイヤーコンサート2019東京公演
(紀尾井ホール)
リーダー&ヴァイオリン:フォルクハルト・シュトイデ
~ウィーン・フィル シュトイデの弾き振り~
モーツァルト/交響曲 第1番変ホ長調
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調
~華やかなシュトラウス・ファミリーのワルツ&ポルカ~
ヨハン・シュトラウスⅡ世/喜歌劇「ジプシー男爵」序曲
ヨーゼフ・シュトラウス/ポルカ「休暇旅行で」
ヨハン・シュトラウスⅡ世/ポルカ「クラップフェンの森にて」
エドゥアルト・シュトラウス/ポルカ「人が笑い生きるところ」
ヨハン・シュトラウスⅡ世/ワルツ「愛の歌」
ヨハン・シュトラウスⅠ世/ギャロップ「ため息」
ヨハン・シュトラウスⅡ世/ポルカ「ハンガリー万歳!」
ヨハン・シュトラウスⅡ世/ワルツ「皇帝円舞曲」
この日は大野和士さんの振る都響の定期もあり、とても惹かれるものがありましたが、その一方でヨハン・シュトラウス・ファミリーのワルツやポルカに滅法弱い(大好き)私。シュトイデさんの弾き振り、ということでこちらを選択しました。OEKには昨年夏に金沢で初めて観ることのできたドビュッシー/ペレアスとメリザンドで本当にお世話になりました。そのお礼の意味も込めて。
(参考)2018.7.30 ドビュッシー/ペレアスとメリザンド(マルク・ミンコフスキ/OEK@金沢)
https://ameblo.jp/franz2013/entry-12394889905.html
開演前。オケが出てきて拍手でお迎えしますが、昨年9月の紀尾井ホール室内管弦楽団のコンサートでライナー・ホーネックさんが座っていた席に、同じくウィーン・フィルのコンマスのシュトイデさんがいるのを見ると、何だかドキドキします。
前半はモーツァルト。もう愉しいの一言!音楽の喜びに溢れた演奏が、音の良い紀尾井ホールに響き渡り、正に至福の時間でした!とても8歳くらいの時に書いたとは思えない素晴らしい交響曲第1番、シュトイデさんのソロとオケの丁々発止のやりとりも楽しいヴァイオリン協奏曲。紀尾井ホールにはモーツァルトが似合いますね。
後半はヨハン・シュトラウス・ファミリー。これまた愉しいの一言!今日の感想は超楽チン(笑)。ジプシー男爵は第1幕最後で盛り上がる旋律、オペレッタ「千夜一夜物語」でも印象的なワルツ、本当に楽しい曲です。皇帝円舞曲はやはり名曲。この曲は繰り返しがあまりなくて、次々と魅力的な旋律が出てきますが、まるでウィーンの名所巡りをしているかのよう。本当に魅了されます。
大好きなクラップフェンの森にて。この曲は、カッコウの鳴き声の「パッポ!」の逆の「ポッパ!」をやるかどうかが最大の見所(笑)。昨年9月のパーヴォさんのN響定期ではさすがにやりませんでしたが、今日はやってくれました!しかも、途中でシュトイデさんがカッコウの鳴き声の奏者の楽譜を逆さまにして「ポッパ!」になる、という小芝居付き!(笑) 観客にめちゃめちゃ受けていました。
なお、このように鳴き声はほのぼのとしたカッコウですが、他の鳥の巣に卵を産んで独り占めしてしまう、托卵をする厄介な鳥。しかし、それだけではない奥深い鳥の生態について、昨年テレビ番組で見て感動しました。ご参考まで。
(参考)NHK「ダーウィンが来た!生き物最前線」のカッコウの回(昨年10月)
http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/articles/detail.cgi?p=p569
ポルカやギャロップも本当に楽しい。紀尾井ホールは形や大きさ(少し小ぶりですが)がムジークフェラインザールに似ているところがまたいい。最後はお約束のラデツキー行進曲で締め。シュトイデさんとOEKのモーツァルトとヨハン・シュトラウス・ファミリーのコンサート、めちゃめちゃ楽しかったです!金沢は本当にいいオケを持っていますね。またそのうち、金沢にも聴きに行ければと思います!(また何かフラグっぽいのきた~!笑)
(写真)昨年行った金沢旅行から兼六園でのワンショット。金沢観光の良き思い出、クッキリハッキリ覚えています。
(参考)2018.7.29-30 金沢観光