この日はまる一日フリー。
 ガイドブックで見かけてどーしても欲しい!と思った小銭入れを買いに行くのだ!と決めていた。その店は道の入り組んだ旧市街にあって、これは迷子になるなと思って行ったら案の定迷子になりましたorz 3時間歩きましたよ。迷いに迷ったすえに、「日本料理 楓」という店が目の前に。看板のメニューには寿司が。思わず入っちゃいましたよ。

...

 で、お店の人にいきなり「えくすきゅーずみー!きゃんゆーすぴーくじゃぱにーず!?」と聞くワタクシ。「ナニゴト!?」という顔で「No…I can’t…」とかなんとか言われたので、ガイドブックを取り出し、「ココに行きたい!」旨、なんとか伝わったんだけど、住所はスペイン語で書いてあったんだけど、どうもわからない様子。

 そのまま店を出ようと思ったんだけど、いきなり乱入して申し訳ないのと、日本語が話せないスペインの寿司屋に興味がわいたので、酒と寿司の盛り合わせをお願いする。うん。酒は甘口だった。酢飯が柔らかかった。わさびは別添えだった。魚は新鮮そうだった。箸は、なぜか短めの菜箸だったw
 お店の人とちょっと話して、タクシーを使った方がいいと言われたのでそうする。

 タクシー乗り場はすぐ見つかった。行きたい店の住所を見せたらわかってくれたので乗り込む。で、ここだと言われて降りたけど、そこはやっぱり道が入り組んでいて店が林立していてこりゃいかん。降りた目の前にあったバルに入る。カウンターで白ワインを頼んで、またもやガイドブックを取り出し、お店の人に見せると、すぐ近所だとわかったので一杯だけ飲んで目的の店へ。ついに見つけた(T▽T)。

 それからはちょっと興奮しちゃったのでよく覚えていないw
 とりあえず店に入り、ガイドブックを見せた。レジの後ろの壁に目的の小銭入れがかけてあった。5~6色あって、全部並べてくれた。選んでいる間、ワタシの持ってきたガイドブックを興味深そうにめくって見ている店員さん。はい、それは「るるぶ」からセビリアのページだけ切り取って持ってきたものです。

 3月に「るるぶ」に問い合わせて45ユーロだと聞いていた小銭入れは55ユーロだった。どういうことだろうと思ったけどやっぱり欲しかったので2つ購入。スペインで一番高い買い物をしました。かわいいもんでしょ?

 後日、45ユーロというのは5年前に取材した時の価格で、現在スペインではナントカ税が18%に上がったので、ぼったくられたわけではないらしいことが判明したのでよかったです。一か月で10ユーロも値上がりしたか、ぼったくられたかどっちかだと思っていたら、どっちでもなかった。

 店にはほかにもたくさん品物が置いてあったと思うんだけど、ほぼ目に入らなかったですw 目がくらむというのはこういうことなんだろうか。(たぶん)続く。






 セビリアの春祭りツアー解散は午後3時過ぎ。そろそろ人通り、馬車通りが多くなる頃らしい。あちこちに馬糞が落ちているwそれを踏みつけてさらに馬車が通る。馬車を家まで迎えに来させて祭り会場に乗り付けるのがステータスらしい。馬も飾り立てられていて、ものすごいことになっている。馬車渋滞も起こるけど、どちらからともなく譲り合って、うまく進んでいくのが不思議。馬車の切れ間をぬって人が通る。当然、馬糞を含んだ土を踏む。はっきり言って馬糞臭かったです。なんとなくその辺にいたツアー参加者と合わせて4名の平たい顔族、「風上に行こう」とw

 春祭りのドレスは毎年流行があるらしい。今年の流行は、レースをあしらった七分袖にフリルがたくさんついたものらしくて写真の緑のドレスがそうかな?で、これを一週間ほど着倒すらしい。なるほど毎年新調したくなるわけだ。馬糞臭いし。

...

 祭り会場には1000軒ほどのカセタが立ち並んでいるけど、カセタには招待された客しか入れないので、観光客は公共のカセタに入る。ツアーでもらった会場の見取り図にいくつか公共のカセタが記されていたので、よさそうな所を探す。で、社交ダンスが趣味というご夫婦がここにしないかというのでそこに決めて、空いているテーブルを囲む。

 飲み物が欲しかったので、奥のバーカウンターに行って、様子をうかがう平たい顔族の観光客、ワタクシ。前にいた人がさっき飲んだカクテルと同じような飲み物を注文していたので、アレ、アレと同じの!と身振り手振りするワタクシ。某ハンバーガーチェーン店のドリンクLサイズを上回るんじゃないかという勢いのプラスチックカップにおじさんがわしづかみで氷を入れて酒を注いで炭酸を入れる。グ、グラシアス。なんとか飲み物入手。

 あとは踊るだけ!踊りに来たんだから!セビジャーナスの一番と二番しか踊れないけど!社交ダンス夫婦の奥様の方が、基本のステップを知っているらしいので、おそるおそる一緒に踊ってみる。セビジャーナスは基本、二人一組で踊るらしいので。いやいや、なんとか踊りましたよ。アレで良かったのかどうかわからないけど、たぶんOKだったんでしょう。どこのどなたか全くわからないおばちゃんに手招きされて一緒に踊る。最後のポーズだけ決まるワタクシ。社交ダンス奥様も踊る。こんな時、男性は誘われないですね。残念ですね旦那様。

 そのおばちゃんと何回か踊った後、胸元にパリージョ(フラメンコで使うカスタネット)を下げたセビジャーナスドレスの、たぶんロマのおばちゃんに誘われる。この人は踊りが上手かった。さすがです!貫録もたっぷりで、かっこよかったです。

 そんなわけで、「スペインで現地の人と踊りたい!」という当初の目的は達成したので満足なワタクシ。他の皆様はまだ物足りない感じだったけど、音楽が大音量で鳴り続けているので耳がおかしくなってきてギブアップ。外に出たら人も増えていて、これから夜になるからランタンに灯りがともって更に盛り上がるんだろうな~と。他の3人はいったんホテルに戻って夜にまた出かける約束をしてたけど、退散。余は満足ぢゃ。続く(かもしれない)。








さて。スペイン旅行の話の続き。

 なんだかんだで無事チェックイン。飛行機の乗り継ぎやら、日本でもほとんど乗ったことのない高速鉄道(飛行機並に荷物チェックあり)に乗るやら、あまりシステムのわかっていない「バウチャー」を使うやらで、どうなることかと思ったけど、無事ホテルの部屋へたどり着く。

 部屋はツインルーム。そもそもシングルルームがないホテルでして。部屋は広く、トイレとバスが別々になっていて、五つ星にしてよかったかな、と。

 で、セーフティーボックスに財布とか入れようとしたけど使い方がわからない。フロントに電話すると、「2分だけ部屋に入る」と言われたので、左手にチップ、右の尻ポケットに抜き身のナイフを用意して待つ。「部屋に入る」人の名前を聞くのを忘れたのは失敗。

 待つことしばし。現れたのは「ホテルマン!」という感じの男性。直感で大丈夫だと判断したので、ドアを開ける。ドア近くのセーフティーボックスに直行し、慣れた手つきで操作するので、ワタシもやってみる。たぶんOK。「ホテルマン!」氏、スキのない身のこなしでするりと退場。チップ渡し損ねた。いや、でも、要らない感じ?の「ホテルマン!」氏でした。

 で、貴重品を仕舞ったら今度は部屋がやけに暑いので、今度はフロントに行って見た。ら、
「イングリッシュ?フレンチ?ジャーマニー?」
と聞かれた。そんなわけないだろう。人種差別だなこれは。目ぢから二割増しで、
「ハポン!」と答えたら、肩をすくめられた。やっぱり差別だな。でもまあ、ホテルの業務として(?)、ナントカという人を行かせる、との返事。今度は名前もチェックした。

 で、やっぱり待つ。現れたのは「エンジニアで~す」という感じの男性。この人
は英語が通じない。名前を聞いてもわからない。おまけに何の用で呼ばれたかわかっていない様子。こちらはスペイン語が全くダメ(それも問題だけど)なので、カタコトの英語で、暑いんだけどエアコンの使い方がわからないと言ったら、すぐわかったらしく、壁に取り付けてあるリモコン(?)に直行・・・ってそれ、エアコンだったの!?ヘアドライヤーの絵が描いてあったから、ナニカを乾かすナニカだと思ってたのに~。オン・オフと強弱、温度調節の説明をしてくれて、こちらは先ほどよりはスマートじゃなかったので、チップを渡してみた。ちょっと驚いて、サンキューと言って退場。ふう。

 尻ポケットに抜き身のナイフはやりすぎかなと思ったけど、ホテルの従業員を装ったドロボーもいるらしいので。持っててよかったビクトリノックス。

 というわけで、やっとホテル内のバーへ。明るくて開放的で気取ってない感じがよかったです。テレビでサッカーをやっていて、おじさんたちが盛り上がっていた。ワタシはスペイン語もサッカーも全く分からないので、おじさんたちを楽しく観察しながらカプレーゼ(トマトもチーズも厚切りw)とマンサニージャをいただく。添えてあったレタスとバジルもパリッとしていておいしかった♪でも、なぜパンがついてくるのだ?まあいいけど。

 次の日はこのために来た!春祭りへ。早めに寝る。
 写真は、(前に載せたっけ?)バーにて。それとホテルの中。中庭ではなく、屋内に木が生えている。う~ん、贅沢。だが、なぜスペインのホテルに盆栽があるのだ?続く。