スペインから無事帰ってまいりましたよー!


 とにかく食べました。いろいろ、食べました。でも、3泊6日つまりは半分かた移動と待ち時間。よって、食事のほとんどは機内食とホテルの朝食です。バルには行きましたが、ごった返しているのと、ぞんざいに(?)ぶら下がっている豚の足にびびって、1軒しか行けませんでしたー(T_T)

 でも、食べたいと思って行ったものを食べることができて、買いたいと思ったものも買って、肝心の春祭りにも、行くことができました。



 写真はセビリア滞在初日、ホテルのバーで何かつまもうと思って行ったらメニューにあった、要するにカプレーゼ。飲み物は、マンサニージャ。塩はともかく、オリーブオイルとビネガーが瓶ごとやってきたので驚く。
 肝が据わってるなーw

 

 翌日の春祭りは、総じて楽しかったです。
 ですが、オフホワイトのシャツとスカートの上に、薄青のシージョをつけて行って、ガイドの方に、
「とあるフラメンコ教室の先生に、そのなりでは、仲見世の『キモノ』を着て喜んでいるガイジンに見える、と言われた」と言ったら、
「ええ…、まあ…ね…」と、ゴニョゴニョ言われました。やはりそうだったみたいです。
 ここでテンション急降下。


 ツアーは、一人が着替えに時間がかかって、さらに、会場入りするのに車が遠回りさせられ、だいぶ押してしまいました。会場に入ったのは午後1時半くらい。
 契約しているテント小屋に入れる、ということだったので、てっきり「招待された」ものと思い込んでいましたが、そこに居られるのは3時までで、食事して解散。招待されていないカセタ(テント小屋)には入ることができないルールです。
 食事中も、テンションは下がったままで、解散となったらこのまま帰ろうかと思いました。


 でも、社交ダンスが趣味のご夫婦と、もう一人の男性が、会場を廻ってみようと誘ってくださったので、公共のカセタに入り、イタリア人とスペイン人の親戚らしき一行と踊ることができましたのよ。私が踊っているところの写真はありません。なぜなら私は一人参加でカメラ係がいないから。

 誘っていただけなければ、こちらは一人だし、複数の人を誘うなんて厚かましい真似はできないので、ツアーは、


「おひきずりが、馬糞まみれの会場にごはん食べに行っただけ」


になるところでした。

 今回の旅行で残念だったのは、ここだけです。ってか、一番重要だったのっ!


 春祭り会場の通りはホントに馬糞だらけなんですよ!ドレスアップした紳士淑女を乗せた馬車が行き交うし時々渋滞までおこすので。そこを、今年の流行に合わせてあつらえたドレスを着たセニョリータやらセニョーラが闊歩する。気合入ってんなー!おしゃぶりをもにょもにょしてる赤ちゃんまで、フリフリのドレス着て、ベビーカーで寝てるというw


 春祭りはこんな感じ。セビジャーナスの一番と二番しか覚えられないまま行ったのですが、みんな好きなように踊っているように見えた。うん。でも、見るからに踊りの上手いおじちゃんやおばちゃんがいて、肩をつつかれ、踊ろうと誘ってくる。はい、踊りましたともさ!なんとかなるもんです。アイコンタクト、重要ね。


 春祭りツアーの翌日は1日フリー。旧市街で行きたい店があって、でも入り組んだ道で迷子になってしまい、結局タクシーに乗る、というお粗末なありさまで。

 あとは、世界遺産のカテドラル(コロンブスの墓がある)で「エネルギー酔い(?)」したのか、気分が悪くなって、中庭のベンチで胃薬を飲んでカバンを枕に横になっていたら眠ってしまい、
「閉館時間ですよ」
と起こされる、という国際的恥さらしをやらかしてしまったり、フラメンコ舞踏博物館で、ショーの予約が満席で(やっぱり)、3時間待ちのところを、なんと日本人女性がスタッフとして働いていて、
「一人くらいなら、なんとかねじ込む」
と、漢気(違w)を見せてくださり、なんとか入ることができました。
「地獄に仏」は実在します。いや、スペインは地獄ではありませんが。

 ショーは、見惚れていてあっという間でしたが、客席のテンションも高く、とても楽しめました。
 その日本人スタッフのお名前を伺うのを忘れてしまったのは、我ながら遺憾であります。もしも、次、があったら、必ず。


 飛行機の乗り継ぎやら新幹線に乗るやら、独りでは初めてなので、乗り遅れたらどうしようとか思ってましたが、なんとかなりました。


 乗り継ぎのドバイでは、日本人のおじいちゃんに日本語交じりの英語で自販機の使い方を聞かれ、最後まで日本人じゃない、どこかのアジア人になりきってみました。
 海外は怖いですね。偽物が多いし、にせガイジンまでいる(笑)。


 頼まれていた赤ワインも、なんとか手に入れることができました。違うタイプの2本らしいです。地元の人が入る食料品店、という感じの店でした。マンサニージャも買いました。
 いわゆるスーパーのレジ袋に入れてくれて、指が痛くて仕方なかったのですが、ここで、日本の伝統文化の登場です。その名も「風呂敷」。私は風呂敷が好きで、色、柄、素材、大きさ、とりどりに100枚ほど持っています。旅行には必ず薄い綿の風呂敷を持っていきます。それにワインをレジ袋ごと包んでしまって、ショルダーバッグのように持つと楽です。


 チップは料金に含まれているという、空港→駅などのドライバーさんにウケたのが、折り鶴です。目の前で翼を広げて見せると、「ビューティフル!」と。
 成田での待ち時間に小さ目の千代紙を買って鶴をいくつか折って、持っていきました。
 折り紙は国境を越えました。


 帰りは池袋で一泊し、東博の企画展「インドの仏」でグッズ爆買い。
散財癖が残っているようです。早く戻さねば。

 スペインではカードも使ったので、成田着時点で、手元にお札で250ユーロと小銭が残りました。両替のカウンターに直行してよかったです。時間的にぎりぎりセーフ。


 と、こんな長々しいご報告となってしまいました。
 様々な失態を演じまして、失笑を禁じ得ないことと存じます。


 あ、体重が2kg増えていました。






 ちいたんは、おとうしゃんの影響で、ヤマトが大好きです。でも、「ヤマト見る!」と言って、おねえちゃんのノートPCの液晶ディスプレーをグニっとやるのはやめてねちいたん。
 
 なんとかレンジャーもバラエティー番組も見ない(親が見てない)ちいたん。クラスの話題についていけているのか、はななだ疑問ではあります。...

 今どき4歳児に「ヤマト」って。そのうち「ガンダム」になりそうな予感がぷんぷんしています。おとうしゃんは、ときどき「ガンダムオフ会」に参加しているらしいです。なんだそれw 

 そんなヤマトですが、おかげで、お漏らししそうになったとき、
「ちいたん!パンツを守るんだ!地球よりパンツ!」
 と言ってやると、がんばってトイレまで小走りですw 頑張ってセーフです。
 ちいたんの洗い物が減ることは、地球を守ることにもなるんだよ♪

 この作戦、お漏らしのなおらないちいたんを心配しているばあちゃんが、一番気に入ってます。ばあちゃんはヤマトのことなぞこれっぽっちも知りませんが。

 あと、「ヤマト」ではないですが、「さだまさし」やら「中島みゆき」やらもどうなのよ。

 ママがむか~し愛読していた植物図鑑がウチに残っているので、それを見て遊んでいたら、コスモスを指さして
「うすべにのこすもす」と言ったんですよちいたんが!「薄紅」要らないから!
 若い先生なんかは、この子なに言ってんだろうと思うんじゃないか?

 あと、ちいたんが先に起きて、ママが目をさました時、ちいたんは一人遊びしながら、中島みゆきの「ほうせんか」をぽそぽそと、
「かなしいでしゅね ひとはどんなに ひとりでのこされても 生きてましゅ」
とか歌ってたって妹から聞いて、いったい君たちね!

 まあ、産んだことも育てたこともないワタシが口出しするのは筋違いだとは思うけど、疑問だわ。

 先日、とある釣具屋の店先に、「はさみ、包丁研ぎます」と書いてあるのを見て、訪ねてみた。


 私は包丁が研げる。村上春樹が、何だっけ作品名は忘れたけど、初めて泊まった女の子の部屋の台所を物色して(他の作品にも似たシーンが出てくるけど、この神経、私には理解できない)、包丁入れまで勝手に開けて、「研ぎむらがある。包丁をうまく研げる女性は少ない」みたいなことを書いていたけど、私は研げます。悪かったな。

...

 で、どうして釣具屋なんかに入ったかというと、包丁が研げるなら、フォールディングナイフは研いでもらえるだろうか、と思ったからだ。以前、研ぎに出して、散々な目に合って帰ってきたことがある。包丁と同じ研ぎ方をされたのか、刃の角度が鋭角すぎる仕上がりで戻ってきた。おまけに、まさに「研ぎむら」があった。

 なので、こちらで研いでもらえないだろうか、と言ったら、釣具屋のナイスなおじさんが、やや面食らった様子で、
「いや~、ナイフはね~、いろいろとあってね~、やってないのよ」と言う。
 どこかの誰かがとんでもない使い方をしちゃったからこうなってしまったんだ。
 でも、自分で持ってるナイフとか研ぎ道具とか見せてくれて、ワタシがたまたま持っていたブローニングのナイフ(刃渡り6cm以下ねw)を研いでくれた。砥石はホームセンターで売ってるから、買えばいいよと教えてくれた。で、さっそく帰りに買った。砥石(石じゃないけど)の名前は龍宝丸。なんかよくわからんけど、名前がよかったから。

 で、台所のシンクに包丁用の砥石を用意し、まずは散々な目にあったナイフの刃の角度を調整。その後、龍宝丸でもって、シャッシャッと軽快にこすって親指の爪に当てると、あら不思議。よく切れそうじゃないですか。紙一枚もすーっと切れる。

 家の包丁を研ぐのもワタシの仕事。今回は、ナイフの研ぎ方がわかった。
 
 深夜の台所で、独り静かに刃物を研ぐ。
 一見物騒に見えるかもしれないけど、こんなに心落ち着く作業はほかにない。
 
 砥石と、水と、包丁と、ナイフ。今夜は完璧だ。