2824.フランスの商品名ノ巻 | フランス絵巻き

フランス絵巻き

南仏コートダジュール・画家よんじょう

モノプリのシャンプー売り場で、70歳くらいのマダム(客)が「ちょっとオタズネしたいんですが。」と話しかけてきた。

yonjoo©2018 (お酒シリーズ)


まんづ、仏女の必須ヘアグッズは、”LAQUE”(ラック)↓と呼ばれる整髪スプレーだす。

ブローした髪をキープする(固める)ためのもの。


美容院に行くと、最後はこのラック(スプレー)を髪全体にふりかけられ、”仕上がり”とナ~ル。


(ラックだけで、こげに種類があります)


ボリューム(&コシ)の無い仏女の毛は、ブロー後、ラック無しだと、時間が経つとヘナ~っとペシャンコに崩れてしまうノラス。





話を戻すと、

お客の老マダムは、

数あるラックスプレーの中から1本を手にし、


「”EXTRAVAGANT”(エクストラヴァガン)↓って、どういう仕上がりなんですか?」ってワテに訊いてきてん。


なんで日本人に訊くん。



ワテ、日仏関わらず、お店で知らん人からよく話かけられる系ですねん。



こないだも、モノプリの乾電池売り場で、

セネガル人のおっちゃんが、いきなり、

「マダム、これと同じ電池はどれですか?」って、持参の電池を渡されてん。笑。

 


(同じ電池を選んで、値段を告げただけで、ものすごく感謝されてんけど、

おっちゃん、文盲?)



で、

きょうは老マダムにヘヤースプレーを尋ねられ、


YJ「普段、ラックとか使ってないんで、この分野はサッパリわからナイですわ~」とおこたえしました。


 

マダム「そうですか・・。

”エクストラヴァガン”って、人間の場合だと”変人”とか”奇抜な人”のことですよねえ。

一体、どんな仕上がりになるのかしら、、、」



YJ「そうですよね。

ってことは、恐ろしいほどのボリュームに仕上がるんじゃないですかア~。あははは」



マダム「・・・。・・。

 

種類がたくさんあるのはいいけど、意味がサッパリわからないのは困るわねエ」



YJ「買う時はお客さんの想像力で、ってことになりますヨネエ」

 



(この画はだいぶ前に描いたもの。

ボリューミーなアフロヘアーは、お酒ラベルの花と韻を踏んでいるノラヨ)




老マダム「あ、今、お店の人が(近くに)来たから、尋ねてきます~!」


と、マダムは去り、

3メートルほど先の店員としばらく話をしていたようだった。




その後、

マダムがスプレーを手にしたまま売り場に戻ってきました。



YJ「店員は、何と言ってました?




マダム「”わからない”って。」


YJ「笑」




仏国は、コスメに、コジャレた名前がつけてあるんよね。


たとえば、

赤い口紅でも、レッドじゃなくて、花の名がついてたり。


響き(イメージ)はステキやけど、

 

どんな色やねん、みたいな。

 




先週、シャネルでもらった口紅のサンプル↓を

今、確認してみますと、


ヤハリ、






オシマイ





<アフロヘアー画のプチ解説>



アフロYJの背景は、

隠れ画になっておりんす。




こげなとこに弁天様と龍神様がフワ~っと出現しちょるばい。


髪(紙)の中に神ありき?






いつも、予定外で出てきはりまんね~ん。

 

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