2811.月に旅しよーよノ巻 | フランス絵巻き

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南仏コートダジュール・画家よんじょう


yonjoo©2018  タイトル:”酒浸り”



「よんじょうさん、スケールを拡張する旅に出てください」

 

という通達が、司令官から出ました。笑


最近、自分がめちゃ小さいことにウンザリしとったんで、そうすることにした。(←話早い子)




(酒の中で遊泳?)



スケール(技量、器量)といえば。

 

 


仏国全土から選出された若い料理人(20歳前後)が、サバイバル戦で、さらにふるいにかけられ、上を目指す番組があります。


たまたま、ソレを見ていた日、

めちゃ印象に残る人(女性シェフ20歳)がおってん。



 

詳細は見逃したけど、

彼女の気概をめちゃ気に入ったンス。



(↑ヨン画は1834年版コニャック”A.E.DOR”)



番組の流れをザックリ説明すると、

 


仏国全体の予選で選ばれた料理人が、月~木まで毎日3人づつ(毎日違う人)が得意料理を作り、MOFが0~4点で★(採点)をつける。



★★(2点)以下だったら、そこで脱退。



★★★(3点)以上だった人は、

今度は、各人のもっとも苦手なメニューを作らされる(制限時間45分)。



そこで勝った人が金曜の最終予選に進める。





金曜のお題は、


”一流シェフが作った料理を制限時間内に(1時間だったかな)、味と盛り付けをそのまんま再現する”というもの。



一流シェフの料理を、まづ2~3分観察、味見も2~3分のみ。

 

作り方、使用された食材は一切知らされず。


自分のベロだけでレシピを推測し、

洗練された盛り付けも、見た目どーりに再現せにゃなりません。


すでに、かなりのハイレベル。


皆、当然、シェフの料理に極力近いものを必死で作ります。



でも、

彼女は違っていたわ。



彼女が口走ったことは、



「これ(一流シェフの料理)以上のものを作る」

だった。



皆が、大陸を目指して航海中に、

彼女は、月を目指しとるやん?

 

(案の定、彼女は勝ち抜いたモヨウ)






ワテも、目の前のことでスグ頭が一杯になって、

今みている世界をすべてと思いがちなんで、


彼女の姿勢はプチ覚醒を与えてくれましたわ。


ブログ休んでアクセスがガタ減りして、

ケッタクソ悪るーっ!

と思っているオイラに。笑




目指すもののスケールを大きくすれば、

目の前の問題は途端に小さきものにな~る。



トハイエ、


 

脳内の設定を変えても、

スグ日常に取り込まれてしまうんで、

 


現実(日常)をチョックラ離れて、

非日常の環境に身を置くことが手っ取り早ひね。



自力で内側を変えるのはムズカチーけど、


視る世界が変わると、

内がコロっと変わるモンネ。



ヨン画・”酒浸り”

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