2075.日本もアリマスの巻 | フランス絵巻き

フランス絵巻き

南仏コートダジュール・画家よんじょう

香水美術館には、THEジャポンもあったノヨン

まんづは、ムカシの鏡2点↓




 

海外でこーゆーのに遭遇すると、サムライニッポン魂をくすぐられますな。


そして、さらに、ミヤビなるコーナーが誇らしい(冒頭画像)

THE”香道”!


香道って何?(ガクっ)


毎年、YJ個展に来てくれる江戸マダム (オトモラチ)が嗜んでおられますのえ。

その話をきいた時は、『なんと風流な。』と思ったけど、香道がここまでシックリくる家もないわナ。

それにしても、香道の現物をニース(グラース)で見れるとはネ。


道具一式をみてもチンプンカンプンゆえ、横に設置してあるモニター(1分ほどの動画)で所作を拝見↓



↑参加者が”利き酒”ならぬ”利き香”をしてなさる。

この映像、たぶん、50年代からアップデートされてへんよな。

ヘアスタイルに年代が・・。


ま、時代は経過しても、香道の中に入ると、時間も浮世離れするでしょーね。

現代生活には存在しない、独特の間(マ)があんねん。




単に優雅なお遊びというより、根底が精神世界(禅)と繋がっているところが、THEジャポンなのよ。


静寂の中で、上質な香(天然香木)を嗅ぎ、自然の声をきく(感じる)という事ざんしょ。


”自然愛護!”みたいな激しいスローガンより、木や花が何を言うてるんか、自分も木花と一体化して、穏やかに五感を澄ます感覚は好きだわ。



気分に余裕がないと、自然の声も、自分のホントの声も聞こえへんしネ。


香は焚かずとも、心を鎮める時間と空間は大事ザマス~。



<PS>

このムッシュウ↑が神妙な顔つきで”利き香”をする姿が、ドリフのコメディーと重なってしまい、吹き出してしまいました。