1145.オナゴは60才からノ巻 | フランス絵巻き

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南仏コートダジュール・画家よんじょう

仏国の情報番組内で、仏男ジャーナリストが『女は60才から』と言うていた。
『20代には20代の美しさがあるけど、60代には60代にしか出せない美がある』と、いうような事を豪語しておられました。

そーいうの、妙齢女子が力説してしまうと痛い場合もあるけど、男がそう言ってるという点がウレシィね。
30代には30才の美があり、40には40才の美があり、50には50才の美がある、という考えは、ハタチの吾輩も大好きなのよーん。

パリ在住の元キャスターが『日本の男性はロリコン』と仰せでしたけど、仏国に比べると、その傾向は否めませんな。熟女ブームとかいわれながらも、ヤング以外の女は、オナゴとしての価値が”論外”になってる殿方が多いもんね。
そーゆーのを『成熟度が低いせい』という人もありますけど、成熟度というより、寛容度とか雑食度の高さの違いかもしれんな。
偏食家で、これしか食えない人と、あれもこれも食える人の差、みたいな・・?。
はじめから年齢枠(偏り)が無い人は、つねに全方位に心が開放されてますから、”珍味”にも出逢いやすいし、その旨味もわかる、っつーもんやね。
”老女好き”になると別の問題(性癖)やけど・・。

女優の世界でも、60才以上の”美マダム”にオファーが殺到してる時代、だそうですヨ。
カトリーヌ・ドヌーブ(70才)、イザベル・ユペール(61才)、メリル・ストリープ(64才)等々が紹介されておりました。
中でも、イザベル・ユペールは、完全なるナチュラル顔。
皺は勿論あるけど、ボトックスに依存する女優陣の中で、その自然な美が新鮮で、一番美しくみえた。
(注;ネットやwikipediaで検索すると、写真うつりがめちゃ悪すぎて、美人には見えないョ)
元々、美形ってわけではないんですけど、雰囲気がとても美しいのよ。小皺もたくさんあるのに、皺が1本も無い完璧女優より、よっぽど綺麗なんよ。
仏国の有名女優では、ソフィ・マルソーも、完全ナチュラル顔。ハリウッドには存在しない系よネ。

イザベルもソフィーも、たぶん、ご自分のすべてを受け入れている姿勢が顏に出てるんでしょうナア。
皺も自分の歴史だから否定しないのねん。
オイラも・・。・・。