1144.メイドインフランスの巻 | フランス絵巻き

フランス絵巻き

南仏コートダジュール・画家よんじょう

手縫いのリフォーム、やっと完成よ!
まだその話題かよっ?
いいじゃない、コノ達成感をアンタと分かち合っても。

服はバーゲンで買った仏国メーカーの夏用ワンピースなんですけど、(このメーカーは)昔から頑なに”メイドインフランス”だったのに、このたび数年ぶりに購入して、タグをみたらば、メイド・イン・ルーマニアになっていた・・・。
キサマもとうとう外国に魂を売ったか。

別にネ、吾輩は、”メインドインフランス”だから気に入ってるわけでは無い。何処の国製でも一向に亀へんのですけど、コストが激安の東欧(ルーマニア)で製造しといて、定価は高飛車なまま、ってのが気に食わんやんか。
バーゲンで買ったから、高飛車の鼻はしっかり折ってるケド。

以前も、ブログに書きましたけど、親戚のオッチャンに『メイドインフランスの服を買うてきて。チップも払うから』と頼まれて、ニース中のデパートを物色した事があるんですよ。
結果、仏国有名メーカーの服も、製造元は悉く、アジア諸国(支那、バングラデシュ等)や北アフリカ(モロッコ等)だった。完全にオテアゲで、結局、++製という表示のない仏国メーカーの服、にしといた。

去年、旧友のお土産に買ったパンテーも、仏国の老舗下着メーカーだったのに、<メイドイン支那製>。
下着類は開封できない包装になってる事も多くて、事前に製造国を確かめる事ができないんで、開封後に<支那製やん!>と発覚したりする。
で、少し前、デパートで扱ってる”有名ブランド系のパンティ&トランクス”の製造国調査もしてみたんですけど、婦人用紳士用ともに、9割が支那製だった。
(そのほかはポルトガル製等)

”名物に旨い物無し”ならぬ、”仏国にフランス製無し”の現状に、警鐘を鳴らす政治家もおります。
2012年に新発足した”生産再建大臣”。
この人、サッカーのフランス代表ユニフォーム(ナイキ)が”タイ製”という事や、フランソワ大統領が愛人と密会時に使用していたバイクが仏国じゃなかった事などにご不満でしたけど、ご自身の着想アイデアも、メイドインフランス並みに貧困やねん。
仏国の将来をマジで憂うで。
イラストはすべてメイドンインフランスのもの。
冒頭のイラストは、縞々のTシャツがジャン・ポール・ゴルチエ。記事のお大臣ご愛用&トレードマークのTシャツであります。ミキサーは仏国moulinex社。