1142.今週は低迷期の巻 | フランス絵巻き

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南仏コートダジュール・画家よんじょう

今週は、物事が前進しない週だったわ。
全方位的に停滞の週。
そんな中、突然また、服のお直しをする事にした。

服の趣味は昔から変化しとらんので、大昔に買った服でも、デザインや柄はヤハリ気に入ってるんですけど、モデル体型のオレには、帯に短し襷に長しの事も多いんで、私なりにアレンジ(リフォーム)するのであります。
小さきカラダのわりに、足が逞しいんで(モデル体型ですんで・・)、その欠点カバーになるように、服の一部をアレンジして、YJオリジナル版にしてしまうのよん。

いつもは、おおまかなデザイン画(=服の修正希望箇所)を描いて、日本のお針子さん(=友人の幼馴染)に、リフォームを依頼するんですよ。
たとえば、裾に生地を10㎝足してほしいとか、ここにボタンをつけてくれとか、余った布で3㎝幅のベルトを作ってチョー、などと、図解つきで注文を書いて、自分で調達した生地とともにお渡しするのです。
仕上がりは、さすが超プロ、完璧すぎるほどパーフェクト。まるで、仕立てた服の如くになるんですけど、リフォーム代は”友人価格”にしてくれるんで、申し訳ないくらい安い。
申し訳ないと思うんなら、妥当なチップを上乗せすればいいねんけど、背に腹はかえられない。

今回は魔がさして、自分でリフォームしちゃうわけザンスが、本当は、こんな事をしてるバヤイではない。 着々と個展の準備や江戸の宿探しもせんといかんのですけど、テスト勉強期間中に、むしょうにマンガや本が読みたくなったりする心理に似ております。
ともかく、そんなわけで、倉庫で半永眠していたミシンを4年ぶりに出したら、下糸(ボビン)の機能がオダブツになっていた。やっぱ、停滞週やね。
私は何でも、修理して使い続けたい派なんですけど、仏国のTVショッピングで買った激安ミシンですから、使い捨て感覚で作られてるんでしょうな。
おもちゃのようなミシンの修理代が、おもちゃ本体を上回るのは明らかなんで、オサラバいたそう。
結局、服はチマチマと手縫い中・・。

ミシンは、老犬(故人)の防寒対策の服を縫うために購入したものなんですけど、保証書がついていて、購入月日は2009年12月22日とあった。 
犬は、その1年3ケ月後に死んだ、という事になる。
買った時点では、犬がどれだけ生きるか不明だったけど、死んだ日から、出来事を遡ってみると感慨深いですな。
人生(犬生)のシナリオでは、1年後に犬が死ぬ事は決まってたんでしょうけど、1年後に死ぬるイヌのためにミシンを買ったりするんよね。