『ココナツミルクの柑橘寿司』なるもの。
”ココナツミルク”風味の甘い寿司飯の上に、グレープフルーツ&オレンジ果肉の”ネタ”が乗っている。
スーパーの小冊子には”レシピ”まで載っていた。
寿司飯は(といっても酢は入っとらん)、ココナツミルク250g+牛乳250g+砂糖100gで炊いた飯。
大和民族には拷問やろ。
超ド級グルメーな人が、”ゲテモノ”を堪能することはあっても、”ココナツミルク寿司”に身を落とすことは無いもんねえ、貴方が大和民族である限り。
この”柑橘寿司”、デザートなのか、メインなのか、身も定まらない人だけど、おそらく、”前菜”なんでしょうネ。アペリティフとかワインと、つまむ気やわ。
これを仏人らに『トレボーン!』言われたら、果てしない疎外感と閉塞感に襲われますで、オレは。
日本料理が、タイ辺りのアジアン料理とゴッチャになってしまうのも無理はないんよね。
たとえば、仏料理にポルトガル料理を応用した一皿を作って出したとしたら、日本人には何の違和感もないけど、仏人やポルトガル人にしたら、『なんだこりゃ?』という事になるのと同じなんでしょうよ。
寿司が独り歩きして変容するのは遺憾でござるが、『マズイものは淘汰される(生き残らない)』という自然の法則に身を委ねるのが、いんしゃらー。
今回、買ったお米には”美味しい大和”とあります。
別に、変ではないけど、日本が国際試合に進出すると、急に”サムライ”と名乗ったり、”日出ずる国”と呼ばれたりするのにも似てるような・・。