1105.ジンセーは花と蜜?の巻 | フランス絵巻き

フランス絵巻き

南仏コートダジュール・画家よんじょう

日本は毎月、何かの商戦をやっとるネ。先日迄は恵方巻き、今は、目ぇ瞑ってても『バレンタイン』にぶつかるヨネ。
15日には半額になるのに?

こないだ、1粒づつ銀紙に包んであるプラリネチョコを開いたら、中からパラリと、薄紙が舞い落ちたんですよ。何度も食べてるチョコなのに、いままで薄紙の存在に気づかなかった。
薄紙には、ヴィクトル・ユーゴーの箴言が載っていた。
<人生は愛という蜜を持つ花である>

ユーゴー君は、<真の恋の兆候は、男においては臆病さに、女は大胆さにある>とも謳ってなさる。
さすが、言うことが偉人やね。鋭いわ。
恋愛の真理は、洋の東西を問わず普遍なんかな。
”社会的な生き物”である男ハンより、オナゴのほうが<本能の爆走>は起こりやすいもんね。
貴女は違うの?。そうね、貴女は聖母だもの。
私の正体も、ベネディクト派の修道女なんだけどね。

男ハンは、社会的立場のスイッチがオンになってるから、オナゴほど奔放にはいきませんな。
”据え膳を食う”のは本能ちゃうん?って、あれは本能というより、据え膳の罠に、応えてはんねん。

昭和一桁生れの作家が、少年時代、未亡人の母親の中に”女”を見てしまい(注;生々しいシーンを目撃したのではないよ)、生身の母親像が崩れていく経緯を語っておられたわ。
少年は、心情的に全否定したいそのタブーと共存しながら、母親離れしていくんですけど、結局、<女は心の中のどこかに夜叉を飼っている>という結論に辿りついたようよ。

オナゴは、自分でも気づかない途方のないもの、を飼ってる生き物なんですな。
但し、この感覚は、男女ともに、『よくワカル』人と、『なんとなくワカル』人と、『まったくワカラン』人に分かれると思うけどね。
あなたはどれ?YJさんは、めちゃ『よくワカル』派。
※段落の途中で、なぜか、文字のフォントが変化して、戻らなくなっちゃつた。読みにくくてスマンネ。