日本人は肩書好きですけど、住所も肩書の一種になってますヨネ。＋＋出身とか＋＋在住で、暗黙の序列ができたり、ウッカリ羨望する人も多いですけど、私の出身地が「皇居」であるという事実は、紀子様にしか知らせてないねん。宮内庁がうるさいから。
先日、パリのチョコレート屋で自尊心を蹂躙された友人
は、関西地方のアル高級住宅街に自宅があります。友人のご両親はどうか知らんけど、「高級住宅街」という肩書に惹かれてやってきた住民は、なんとなくメンタリチーが似ている事が多いですネ。悪いとか良いとかの話ではなくてネ、ただ単に似てるんです。
”コートダジュール”に住んでる私なんかは、ロクでもないメンタリチーの最たるもんですけどね。
ただ、私のバヤイは、高級でも下級でも、”住宅街”には惹かれないんですよ、閑静な地区にはなぜか食指が動かないんですわ。好みの問題ですから、皆が絶賛する男前を私はなんとも思わんのと同じやねん。
さて、友人の高級住宅街には、昔から住んでる”地（ジ）の人”と、後からやってきた”新興人”とがおられるんですけど、新しく建築された家々は、どれもハイカラな”箱”の如くだそうで、箱メゾンに共通してるのは、「表札がアルファベット表記」という事ラシイ。
その事が、新興人のメンタリチーを物語ってる気がしましたけど、私は漢字のほうがよっぽど綺麗で貫禄があると思うんですけどね。
とまぁ、こういう意見を述べると、”西洋カブレへの批判”と捉えて、「建売りの場合は、アルファベットの表札がスタンダードだし・・」と、自分の意思ではないことを言い訳なさる人もありますが、アルファベットのほうがカッチョエエと思ってるんなら、「ワシはアルファベットが大好きなんや！」と言えばいいのよ。
何事も好みの問題ですからね、私は魅力を感じなくても、アンタが好きならそんでええやん。
一方。無念な事に、大昔からソノ地区にある大きな（美しい）日本家屋が、諸事情で壊されてしまうそうです。軽薄な箱にされてしまうのです。これはムカムカするえ。救済できない私がムカついてもショーガナイけど、世界遺産を潰すような事を平気でするねぇ。
↑どこにおんねん、って話ダケド・・。