231.滑稽な、物言ひノ巻 | フランス絵巻き

フランス絵巻き

南仏コートダジュール・画家よんじょう

フランス絵巻き 一見、人あたりが好くて物腰の柔らかい女人の中に、妙な”ものの言い方”をする人が時々おられる。本人の気持ちなのに、それが世間的にチョット醜い心情の場合は、あたかも第三者の気持ちを代弁したような言い方をする人の事デス(我ながらヤヤコシー説明やのーっっ)。要するに、悪い事を言う時には、自分を主語にせずに、第三者を主語になさるンですな。
フランス絵巻き たとえばですが、お姑様が施設に預けられて誰よりも自分が世界一ホっとしてるくせに、「旦那はすごくホっとしてるみたい」というような言い方をしたり、自分が大嫌いなAさんのくせに、「AさんのことをBさんは苦手らしい
」と言うたりする等々。この系の人は、自分だけは汚さないのが習慣化してるので、本音を言わぬ。一緒に食事すると一番オモローないタイプだが、人間も動物なので、本音かどうかくらい本能的に嗅ぎまさぁねぇ、聞いててトテモ気持ちが悪ゥなる。
私は、対面した人の、そのまんまの言葉(本音)を聞く時が一番楽しいデス。本性(本音)は欠点も含めて、その人らしさが出るからでしょう、少々エゲツナイ発言があったとしても魅力的で、個人的に好感をもちまス。
勿論、365日愚痴は困るが、365日偽善よりマシかも。
一方。私自身は自分を開示しすぎてたまに失敗するので、シマッタ(=ああ損した)と思う事もあるケレド、それで引かれるならそれまでの付き合いなんでせうね。フランス絵巻き