220.子羊の巻 | フランス絵巻き

フランス絵巻き

南仏コートダジュール・画家よんじょう

フランス絵巻き ”おもてなし料理”番組で、夕飯に招待されたマダムが「子羊の肉は可哀想で食べられないわ。つぶらな瞳がチラついて絶対無理!」と言っていた。肉食の国でもこんなことをノタマウ人がいるのだが、招待側(作り手)の立場は完全無視の”心優しい私”ですヨネ。フランス絵巻き
幸い、その日、出された肉は”仔牛”だったので、マダムはハイエナの如く全部たいらげていたが。
仔牛の瞳はチラつかないヨウダ。その上、この人の職業は”シャルキュトリ”(豚肉加工&販売業)なのだ。自分は日々、豚を殺してる事もマッタク勘定(感情)に入らんラシイ。
日本女性の中にも時々「私++が食べられないヒトなの」と妙に堂々と仰せの人がありますが、”私ってデリケートでチョットお上品な人なの”というアピールが裏に隠されてる場合もありますヨネ。(←勿論、人によるでー。)
帰国中、日本のTVで、タレント同士がお互いの食べられない献立を当てて盛り上がる番組をチラっと拝見しましたが、わざわざ、「実はこれが大嫌いなんですゥー!」と言われるために料理された素材が一番可哀想ですね。
フランス絵巻き (番組は高視聴率らしいので素材も大貢献してる事にはなるが・・。)