219.お雑煮の巻 | フランス絵巻き

フランス絵巻き

南仏コートダジュール・画家よんじょう

フランス絵巻き お正月にお雑煮がないのはワビシーので、自分用だけ作って食べました。
家人は、以前、雑煮(の餅)を食べた際、「味の無いチューインガムのよう」と形容したので、以来オアズケ。でも、舌は進化順応するんでせう、現在は、焼いた餅+醤油なら「美味しい」と言う。煮た餅はマダ苦手なので、雑煮は私が独り占めできるわけだが、今回のは独占した甲斐がなかった。スウプが淡白すぎて、食べた気がせんのだ。このメリハリの無い雑煮をすすってる横で、醤油味の焼き餅を堪能してる家人が羨ましくなり、私はマタあらたに、餅を焼いて食べてしまった。餅を食ひすぎた。ところで。
大晦日の大掃除や元旦の話を何気なく友人にしたら、「日本に住む日本人より日本人やん!」と言われた。
意識してなかったけど、日本を離れたほうが日本の風習をより重視するようになるンですな。風習といっても私の場合は形式いうより、たとえば、大晦日に大掃除をすると本当に1年の垢が取れた気分になってたり、「元旦はネガティブな言葉を吐かない事!」と家人に命令してたり、正月に餅を食べないと落ち着かん等々、精神的(原始的)なものばかりダガ・・。
フランス絵巻きフランス滞在年数と比例して、血中日本人濃度は益々高くなりますねぇ。
国籍は遠くにありて思ふもの、か(?)。