義母との関係で、気づいた事 | 沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

フランスで6年、東京で4年過ごしたのち、2020年8月に私の故郷(夫と出会った場所)沖縄に来ました。
2011年生まれの息子、2013年生まれの娘がいます。
2020年8月より、沖縄在住。
公立小+おうちフランス語で日仏バイリンガル育成中。

フランス滞在も残すところ1週間弱となり、

毎日何気なく過ごす時間の一瞬一瞬が、

とても愛おしいです。

 

 

 

ここでは時間がいっぱいあるので

過去の色んな事を思いめぐらしますが、

今私がこうしてなんの気兼ねもなく、

のんびり平和に義実家滞在を

楽しめているのって、

あの時の自分からすると、

すごい事だな~と。

 

 

 

夫婦二人だけだったところに

子供が加わったタイミングで、

義母に対しては、

複雑な感情を抱くようになりました。

 

 

 

育児においてこだわりたい事、

干渉してほしくない事があって、

でもなかなか伝わらなくて、

 

一つ一つは小さな事であり、

大した事でないようでも、

それが積み重なると、

ものすごくストレスが膨らんで、、、、。

 

 

そんなサイクルでした。

 

 

 

たぶん、

私にとって、アウェーな環境である

フランスで育児をしている、

という背景も大きかったと思います。

 

 

 

言いたいことがあっても、

私の意見はマイノリティ、と思うと

思いを封じ込めてしまう場面も多く。

 

 

今思えば、

自分のそういう態度こそが、

義家族をめぐる人間関係の悩みを

複雑にしていたのかも、と思います。

 

 

 

この間、みんなでお庭で食事を

していた時に、大きい蜂が、

テーブルに来ました。

(こんな感じなので、虫はよく来ます)

 

刺されるとすごく痛く、腫れる種類なので、

子供達も怖がり、

大人たちも、何とか追い払おうと、

必死にあれこれするのですが、

なかなかしつこく周辺を飛んでいて。

 

 

 

そんな中、しびれを切らした夫が

強硬手段にでました。

 

それは、

蜂がテーブルから20センチくらいの位置に

来た瞬間に、お皿を持ち上げて、

そのまま蜂を、お皿でバシッと、

テーブルにたたきつける、

というもの。

 

そしてその「お皿」は、

私の目の前にあったもの。

 

わずかに残っていた食べ物が、

お皿を振り下ろした勢いで、

おろしたての白いTシャツに、

飛び散りました。

 

 

 

一瞬何が起こったのかと思いましたが、

次の瞬間、プッツン切れました。

 

 

 

「ちょっと、あり得ないんだけど!」

 

夫に向かって怒鳴りました。

 

 

 

テーブルが、シーンとなり、

数秒後、義母が、

 

「でも、、、〇〇(夫)は、

家族を助けようとしたのよ、、、」

 

と、伏し目がちに、やんわり擁護。

(基本いつも、息子擁護の義母)

 

 

私はすかさず、

 

「いやいや、そうは言っても、

こんなやり方はあんまりですよ!」

 

と、

まだ収まらない怒りを、

そのまま言葉にしました。

 

 

 

数分間、テーブルに

あららぁ、、、、どうしましょう、、汗

という空気が流れ、

 

まだ気が収まらなかったので、

席を離れて洋服の汚れを

落としに行きました。

 

 

 

Tシャツを洗って席に戻った時には

気分も収まっていたのですが、

 

「ご機嫌はいかがですか、ムツミさん?^^」

 

と夫がおちゃらけて話しかけてきたので、

 

「それ以上この話題に触れたらぶっ飛ばす」

 

と返して、終了しました。

 

 

 

非常に大人げなかった私ですが、

そのあとはすごく気持ちがすっきりして、

また何事もなかったように、

デザートも食べ、

きわめて普通に過ごしました。

 

 

 

 

昔の私だったら、

このような場面で、

率直に怒りを示さずに、

なんとなくムッとして流し、

義母の夫擁護発言に

内心モーレツに腹を立て、

後々フツフツとしていたもの。

 

 

 

でも時もたてば、

私もこんなに正直になって(笑)、

そしたら変なストレスもなくなり、

義家族との関係も良好になっています。

 

 

 

今日は、義母と午後買い物に出かけ、

二人で色んな話をして、

すっかり満足して、帰ってきました。

 

 

 

あまりにも楽しく、

時間を忘れて過ごしたので、

家に着いたのが遅くなり、

二人で必死に夕食の準備をしていたのですが、

合間合間におしゃべりをしながらも、

せっせとトマトを切っていたら、

急に義母が頬にビズ(キス)をしてきて、

 

「私は本当に、義理の娘に

恵まれたわ!!^^」

 

と言いました。

 

 

 

なんだか照れましたが、

そんな風に思ってもらえている事を、

素直に嬉しく思いました。

 

 

 

時に怒りんぼうになっても、

違う考えを主張しても、

嫌われることなんてない。

 

 

 

自分の気持ちに素直になること。

自分がどうしたいのかを、

ちゃんと説明すること。

 

 

 

素直な自分でいれば、

もっと心が通い合える。

心と心が近くなる。

 

 

 

もし過去に戻れるならば、

 

心をギュッと閉じて、

必死に自分を守ろうとしていた

あの頃の私に教えてあげたい事だな、

と思いました。

 

(義母が世話して毎年花を咲かせている、沖縄生まれのハイビスカス)