夫婦喧嘩の果ての、息子の言葉 | 沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

フランスで6年、東京で4年過ごしたのち、2020年8月に私の故郷(夫と出会った場所)沖縄に来ました。
2011年生まれの息子、2013年生まれの娘がいます。
2020年8月より、沖縄在住。
公立小+おうちフランス語で日仏バイリンガル育成中。

三連休の真ん中の日に、

科学館に行きました。

 

 

息子が天体に興味を持っていて、

数か月前に一度、プラネタリウムを

見せに連れて行ったのだけど、

ちょっと年齢に合っていなくて

残念だった、、、ということがあり。

 

 

そのリベンジを兼ねて、

評判のいいプラネタリウムを探し、

予約して、行ってきました。

(お台場の「未来科学館」です)

 

 

数日前にHPで調べると、

プラネタリウムは常に人気で、

事前予約をしなければ

なかなか見れないと分かったので、

 

 

 

残り少なかった席をギリギリ

オンライン予約でゲットして、

ホクホクとした気持ちで

当日向かいました。

 

 

 

天気も良く、家族でルンルン気分で

お台場を散歩しながら科学館に到着。

この時点で気分は最高♪

 

 

 

チケットブースに行って入場券を買い、

予約済みのプラネタリウムのチケットも

発行してもらおうとすると、

受付番号を求められたのですが、

その情報が、すぐに探せず、、、(汗)。

 

 

 

一生懸命スマホを検索して、

保存したあれ、どこいったんだろう、、、

としている横で、

 

 

私の段取りの悪さについて、

夫にチクリと小言を言われました。

(夫はかなりしっかりしていて、

こういう段取りはいつもバッチリなタイプ)

 

 

結局見つからなかったものの、

館内の指定された場に行けば

どうにかなることが分かったので、

事なきを得たのですが、、、、

 

 

夫の態度がどうにもこうにも

納得いかず、私は非常に苛立ち、

気持ちが収まりませんでした。

 

 

 

家族のために、色々下調べして予約して、

でもちょっとだけミスをしてしまっただけで、

なんでダメ出しされなきゃいけないの!?

 

 

と思ったら、悲しいやら残念やら、

色んな気持ちがごちゃまぜになって、

すごーーーーーくイライラして、

チケットブースを後にして、

館内に向かう途中にも、けんか腰に、

色々言い返してしまいました。

 

 

 

なんであなたにそんな言われ方

しなきゃならないの!?

 

 

私はみんなのために、一生懸命

頑張って予約してあげたのに

そんな事言うなら、

あなたがやればよかったでしょう!(怒)

 

 

私が予約して来なければ、

プラネタリウム見る事だって、

できなかったんだからね!!(怒)

 

 

 

思い出して書きながら、鼻息の荒さに

恥ずかしくなっていますが、

そんな勢いで、応戦してしまいました。

 

 

それだけ言って、その場はなんとか

終わらせたのですが、

心は相変わらず荒立ったまま。

 

 

 

でも、切り替えの早い夫は、

ゴチャゴチャとした私の言い分など

もはや気にも止めておらず、

雰囲気を変えようと普通に色々

話しかけてくるのですが、

 

それもなんだか私には気に障って、

そっけない返事をし続けていました。

 

 

 

「同じ空間に居るのもなんだか

腹立たしい!」という気分だったので

(あ~なんて幼稚なんだ^^;)

 

ちょっと気分転換に、

トイレにでも行こう~と思い、

 

 

「私トイレ行ってくるわ」

 

 

と行って、場を離れようとすると、

子供二人が

 

「私もー。」

「僕もー。」

 

とついてきました。

 

 

 

子供たちとみんなでトイレを済ませ、

手を洗いながら、

 

さっきは子供たちの前で、

口論になっちゃって、悪かったなぁ~

 

と思ったので、

 

 

「おにーちゃん、〇〇ちゃん、

さっきはお母さん、怒っちゃってごめんね。

かあさんせっかく頑張ったのに、

ちょっとだけ間違えちゃって、

パパが「それは良くない」って言ったから、

悲しくなって怒っちゃった。」

 

 

と言いました。

 

 

 

すると、

息子がこんな事を言ったのです。

 

 

「お母さん?

あのね、パパが悪いんじゃないよ。

けんかする時、悪いのは、二人だよ。」

 

 

と。

 

 

 

(T_T)(T_T)(T_T)

 

 

非常ーーーに、心に刺さりました。

 

 

それで気が付いたのですが、

私はすっかり、被害者の気分でした。

 

 

「パパが悪い」と言葉にこそしません

でしたが、心の中では、完全に

責めていました。

 

 

 

子供にはすべて

お見通しだったのでしょう。

 

 

 

まだ5歳、子供。

でも私なんかより、

物事の本質を、ちゃんとまっすぐに

見つめられている息子。

 

 

目の前の「小さな師」の

私を見つめるまっすぐな目に、

 

 

はじめてこの小競り合いに関して、

素直な気持ちになりました。

 

 

そうだ。

夫のダメ出しにピキッとなって、

けんか腰にいちいち反応し、

事を荒げてしまったのは、私。

 

なのに、一方的に、

夫を悪者にしていた。

 

 

あぁ情けない。。。

 

 

本当に反省しました。

 

 

親として完璧にはなれなくても、

人として誠実に、

常に成長し続けるつもりで

歩んで行かなければ、、、

 

 

小さくも頼もしい息子の姿に、

大きいのに小さな私は、

そうしっかり心に刻むのでした。

 

 

 

「そうだね^^。

おにいちゃんの言う通りだね。」

 

 

と答えながら、

思わず目が潤んでしまった私です。

 

 

 

日常の中で、夫とちょっとした

言い合いになると、

決まって私の肩を持つ子供たち。

 

 

今回も、

 

子供たちはきっと私の味方を

しているんだろう、

 

無意識に、当たり前に、

そう思っていた事を認めます。

 

 

でも子供って、

私が思う以上にまっすぐで、

深い愛を持っていた。

 

 

お母さんのほうが好きだから

いつでもなんでもお母さんの味方、

なんてものじゃなくて。

 

 

好きだから何でも許す、

ひいきするんじゃなくて、

 

好きだからこそ、大事な事を伝える。

 

 

そんなあり方に、ジーンときて。

 

 

しかも、パパの前じゃなく、

パパがいないところで、

そういう事を教えてくれた、

というところに、また深いものを感じて、

胸が熱くなるのでした。

 

 

いつまでも、<本当に大事な事>を

見つめられる感性を持ったまま、

育ってほしいな、、、、

 

 

と強く願うと同時に、

 

 

私もこの子たちの親として、

恥ずかしくないように、

自己を磨き続けていこう、と

固く決意するのでした。

 

 

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