私のフランス語学習遍歴(3) | 沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

フランスで6年、東京で4年過ごしたのち、2020年8月に私の故郷(夫と出会った場所)沖縄に来ました。
2011年生まれの息子、2013年生まれの娘がいます。
2020年8月より、沖縄在住。
公立小+おうちフランス語で日仏バイリンガル育成中。

フランス語環境に身を置いているからといって、

フランス語が自然に伸びていくことを期待するのは大間違い。



そう悟った私は、意を決して語学学校に通うことにします。


(実際、語学学校に通おう!と、本気が起こるまでには色々ありましたが、ここでは省きます。

興味のある方は、私のプロフィール をどうぞ。)




子供を預かってもらえる時間に限りがあったので、

語学学校選びに選択肢はなく、

現実的に通えるところは一つしかありませんでした。


早速申し込んで、ワクワクしながら通い始めたものの、

すぐに「語学学校の現実」に悩むことになりました。




まず、ほとんどの民間の語学学校は

だいたいどこも「いつでも入学OK」となっています。



今すぐ勉強を始めたい人にとって、

とても魅力的な制度だと思います。

やる気に火がついたその時に始められるのですから。


しかし裏を返せば、

それは常に新しい人がクラスに入ってくること

を意味するのです。



なので、そのたびにクラスで自己紹介が行われます。

ヘタすると、新しい人が来るたびに

90分授業の30分くらいが流れたりします。



当然、授業も進んだり戻ったりを繰り返すことになります。

自分が理解しているところでも、

誰かが理解できなければ延々そこで止まります。



宿題をやってこない上、「分からない」と主張し、

授業を止めてしまうような生徒までいます。



それでも、学校も「営利団体」なので、

お客様である生徒は神様。

そういういい加減な生徒にも厳しく注意をしません。



私は確か、週に3回の授業(一回90分)に対し、

一ヶ月で6万円くらい払っていました。


収入のない主婦にとっては結構な額です。

日本で貯めてあった、少ない貯金から出していました。



今後のフランス生活をよりよく生きることができるなら…。

そんな希望を込めて。



学校には色んな国からの生徒が集まってくるので、

おしゃべり仲間が出来て楽しいといえば楽しい。

いい気分転換にもなる。



でも、、、。



今受けている授業は、

少ない貯金を切り崩してお金を払ってまで、

受ける価値のあるものなのか?



そう自問したときに出た答えは、

「ノー」でした。


お金だけ何ヶ月も払い続けた結果、

ほとんど何も身についていない私。



ここに通い続ける事の延長線上に想像できた未来は、

そんなものでした。



結局、

せっかく見つけて通いだした語学学校を、

一ヶ月で辞めました。


もしも私が今とは異なった状況で、

例えば平日毎日、一日5時間程度勉強に割ける状態なら、

大学付属の語学学校も考えたかもしれません。



そういうところは民間の語学学校と違って、

半年に一度ほどの募集期間にしか入学できません。

授業のカリキュラムもはじめからきっちり組まれています。


聞く話によると、授業の質もかなりいいとか。



そういうところに通いたいと思ったりもしましたが、

色んな事情を総合的に考えると、

実現可能な選択肢だとは思えませんでした。



そういうわけで私の語学学校デビューはほんの一ヶ月で幕を閉じ、

以後しばらくの間、

気が向いたときに「一人でなんとなく」勉強する日々に戻ってしまいました。



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