MEGA BASSシリーズ以来の重低音モデル
視聴曲はサブスクでいつものperfumeのエレクトロワールド。
重低音オフ、ULT1、ULT2の調整がボタンで切り替えできる。
オフの状態でもかなり豊かな低音、やわらかめの広がり感がある低音で
ヴォーカル域や高音もキチンと伸びのある音で感心した。
ULT1ではかなり重低音が強調される。結構すごい。
ただ、ちょっと緩めというか大口径ダイヤフラムで鳴らしている感じがあり
レスポンスがやや悪くちょっと大味な感じがした、アメリカンな印象。
ULT2にしたが、これはダメ。バックステージで聴いている残響音みたい。
これはやりすぎ、このチューニングはいただけない。
ULT1まで頑張っていたヴォーカル域と伸びのある高域が消し飛んだ。
とても聞くに堪えない音で、完全に音がつぶれている状態だった。
ヘッドホンを外した瞬間に車いすの男性が近づいてきたので
視聴希望のお客さんと思ったらスタッフの人で話しかけられた。
話題の新製品で余程自信があったのだろう、感想を聞いてきた。
正直、ちょっと微妙だったがそこはサービスしてちょっと盛って感想を言った。
車いすのスタッフさん、なかなか熱心でキャンペーンの案内や
現在のラインナップなど積極的に案内してくれる。
ひたむきさは凄いと思うけれど、残念ながら買う事は出来ないんだな。
この日はSONYへ行くと言うのにいつも通りB&Wのヘッドホンをつけていた。
ULT WEARとPX7 S2eを比べるのも酷だ、定価が倍も違う。
操作感は上級機の1000シリーズを継承しているので良好だが
PX7 S2eは同程度の重低音を再生しながらもっとレスポンスの良い低音で
音が締まっているし、中高音の美しさはB&Wに分がある。
操作感がいただけないPX7 S2eにかなりマイナス点があったとしても
音質では2ランクは上と思う。
それにULT WEARはいい製品だと思うが、コスパでいうならJBLのLIVE 770NC
ソニーを推したいが、コスパではこっちの方が優秀
重低音は同程度の能力があるが、実売価格でJBLの方が1万円安く、しかも
JBLの方が躍動感がありカラーバリエーションも豊富で魅力は圧倒的だ。
しかも結構セールでAmazonで値引きされることが多いので実売は2万円を切る。
だが、専用設計で新しい方向への意欲は感じたのでそれはいいかな。
お金があっても私はJBLを選ぶかな。
私はSONYのヘッドホンはウォークマン購入時からの愛用者なので
40年以上はSONYのヘッドホン、イヤホンを愛用してきた。
自分でもSONY信者とは思うが、それでも最近の競争は激しくて
特にイヤホンは色々なメーカーが製品を発売していて戦国時代だ。
個人的にはSONY、JBL、ゼンハイザー、AVIOT、ノーブルオーディオ辺りの
イヤホンの中から選びたい。最近はDENONも高いが素晴らしい製品だ。