パリから日本に帰国いたしました | フランス感想日記

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突然ですが日本時間17日午前に日本に帰国いたしました。

 

現地時間15日に帰国を決心してチケットを買い、すぐにチェックイン。

そして16日にフランスを出国、アムステルダムを経由して

17日朝成田空港に帰国いたしました。

 

シャルルドゴール空港のスタバ

カフェもちろんクローズ。

結局この後コーヒーを飲めたのは飛行機の中でした。

 

なのでもちろん免税店も。

 

 

いつもは賑わっている免税店の化粧品のコーナー

 

 

シャルルドゴール空港は人数が少なかった。荷物検査も初めて並ばずに通れました。

従業員はマスクや手袋を使用している職員がいるものの全ての人ではありません。

 

 

徹底されているわけではないというのが印象的でした。

 

 

 

この時点ではフランスは不要不急の外出は避けるようにということと

レストラン、カフェ、バーの営業禁止、生活必需品以外の店舗の休業でした。

 

その後アムステルダムへ着き、乗り換え待ち。

日本便のゲートへ向かう中、中国行きの便があり、全員がマスクを使用していました。

すごく異様な光景でした。

 

普段は広告があるであろう掲示板も今はコロナ一色。

最新情報をチェックしてと買いてあります。

 
KLM特徴的な青の色

 

この時点では今日のフランス時間8時からのマクロン大統領のテレビ演説が予定されていて、

 

 

どうやら国境閉鎖する発表ではないかとありました。

 

飛行機に乗っている間に外出禁止令の発表、同時にEUの国境閉鎖。

間一髪の脱出でした。私はビザを持っているのでフランスへの入国は今のところ大丈夫ですが、

ビザ効力停止措置をされたら入国はできません。

 

そして成田空港につき、検疫を通り、荷物を待つレーンに。。。

 

到着便の少ないことよ!

 

その前に検疫を通ったのですがイタリア滞在者の自己申告を促す程度のものでした。

 

結構拍子向けして検疫を通過後、家に帰ったのち、

成田空港の検疫所がウイルス検査停止していることを知りました。

こういうところはちゃんとしてよ!日本よ!!

 

 

母に迎えに来てもらってまっすぐ自家用車に。

駐車場はガラガラ、リムジンバスも少ない。

そしてまっすぐに家に帰りました。

 

 

 

成田空港から自宅までの車の中、マクロン大統領のテレビ演説を聞きました。

何度も

 

Je compte sur vous.

あななた達を頼りにしています。

 

ということを繰り返していました。基本的に個人主義のヨーロッパの国ですが

一人ひとりの責任ある行動と協力が不可欠だと説いています。

 

外出禁止令もこの時に初めて知りました。

隔離と言ってもきっと法的拘束力がないと成り立たないのでしょう。

仕方がないと思う一方、長期化した場合、暴動でも起こってしまう気がしてなりません。

精神的にも追い詰められてしまうことでしょう。

一日目はよくても2週間後はどうでしょうか?

 

パリの友人も田舎に家のある人や、家族が地方の方は17日午前中にそちらへ向かいました。

パリ大脱出です。完全に疎開です。

マクロン大統領の演説でもある様に。

 

Nous sommes en guerre.

私たちは戦争中である。

 

まさしくその通りです。

 

 

さて、日本のコロナウイルス対策はよくやっている方だと思います。

安倍首相の早期の学校閉鎖の判断も正解だったと。

でも成田空港の検疫はどうにかしてくださいね。

 

これから2週間ほどの自宅待機になります。

それでもパリで閉じ込められているよりははるかに、ましです。

どうしてもパリにいなければいけない理由は私にはありません。

家族がいるわけでもないし、仕事上離れられないわけでもない。

はっきり言って篭城作戦が始まります。小規模で抑えて、その中でピークが過ぎるのをただひたすら待つのみです。

自室で窓を開けて春の空気を楽しみながら、2週間公式な引き篭もりになります。

(花粉症ではありますが。。。)

 

そして今日本政府に希望することがあるといえば

希望する帰国者には空港にて新型コロナの検査を受けれる環境を整えていただきたい。

くらいかな。

 

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