雲母峰(雪山)ラッセル登山 888.1m | 愛すべき日々

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孤高のバイク乗り

 季節が後退する大寒波襲来。木曜日から強い寒気が入り、日本各地で寒の戻りと雪のニュースが報告された。

 そこで、当初考えていたイブネ・クラシはあきらめた。鈴鹿山脈滋賀県側は、強風と寒さに襲われ、とてもじゃないが遭難する可能性があると判断した。そこで、三重県側の山を物色。初め三池岳を候補に挙げたが、前日のYAMAPの活動日記に全く情報が上がっていないこともあり、もう少し難易度の低い山を候補にする。そこで、雲母に行こうと前日夜に決める。

 自宅から1時間以内のところなので、いつもと変わらず7時起床。8時過ぎに家を出る。雲母峰独標駐車場付近の道で少々迷ってしまい時間をロスしたが、それでも9時には到着した。

 9時14分駐車場を出発。杉の植林用苗を育てている林道を進む。登山口までは舗装路だった。まず、つづら折りの杉林をどんどん登っていく。綿向山とよく似ている。杉木材を運びやすいように整然とされた林道が作られている。非常に上りやすい。

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700mを超えてくると登山道に雪が見られるようになる。ワクワクしてきた。今日もアイゼンを使うことになろう。そして、いよいよ

ラッセル・ラッセル・ラッセル

 雪をかき分けかき分け進む。雪はどんどん深くなり、ひざ下あたりまで埋まってくる。今年一番だ。3月中旬にこんな雪遊びを体験できるなんて幸せだ。今日は満喫するぞ!

 

 目指す山は雲母峰三峰。雲母(うんも)と書いてキララと読む。順にⅡ峰→本峰→西峰と踏破していく。こちらはⅡ峰。

 

 空を見上げれば青空が。それでも時折、鈴鹿おろしの強い風が尾根筋に吹き付ける。昨日はもっと天候も悪く、強風が吹いていたはずだ。左手に鎌ケ岳、雨乞岳、御在所岳を見ながら高度を上げていく。

 

 10時27分Ⅱ峰山頂に到着。ここから四日市、伊勢湾を臨む絶景が見渡せる。ここでアイゼン装着。ストックも雪山仕様とする。峰を縦走する準備は整った。

 

 道なき道を進む。昨夜も雪が降ったようだ。新雪のフカフカの雪は気持ちいい。

 

 10時47分、雲母峰山頂(888.1m)登頂。あっけなく踏破。しかし、雪山だから楽しい。まだ西峰が待っている。

 

 10時54分西峰到着。ここから鎌ケ岳に通じる道がある。しかし、誰も行っていない。新雪の雪は全く人のトレースがない。強い風が西から吹き付ける。鎌ケ岳が拒んでいるようにも感じる。西の方は天候もまだ回復していないように見える。今日はやめとこう。

 ここで折り返しだ。

 

 深い雪に思わずパシャり。にんまりだ。

 

 人間が造った高速道路。インターチェンジも上から見ると素敵だ。

 

 

 左から鈴鹿マッターホルン鎌ケ岳、真ん中奥に雨乞岳、右手に御在所岳。

すばらしい鈴鹿の山並み。今日はそれらの前衛的な山を攻略。

 雪山としては初心者にうってつけの山だった。

約50分で下山。とても楽しめた。最高!

 

 消費カロリー996㌔㌍ 12,029歩 7.96㌔ 215階段