愛すべき日々

愛すべき日々

孤高のバイク乗り

 

台風25号が去って

9月22日(火)朝、日本列島本州の南をかすめるようにして台風が去っていった。未明までの雨の名残が上高地にあった。5時15分定刻通りバスは着いた。

 

2ケ月ぶりに帰って来た北アルプス。今日から1泊2日で西穂高→焼岳を踏破予定だ。当初の計画では焼岳→西穂山荘泊→翌日西穂高アタックだった。しかし、明日の天候が午後雨模様ということで本日西穂高アタックとした。

西穂山荘までの上高地ルート(中尾根登山道)は急登のきつい道のりだ。ここで体力を使ってしまうと本命の西穂アタックに支障が生じる。

5時半スタート、3時間かけて西穂山荘に到着。予定通りだが、高地順応ができていないと考えて山荘で30分休憩。荷物をデポし最低限の装備でアタック開始は9時。

 

遠くにまだ見えない西穂高ピーク。丸山からみたピークの連続。

岩稜帯右から独標・ピラミッド・チャンピオン(4峰)と11の峰をクリアしていく。

9時21分西穂丸山通過。

 

丸山から独標まではすごい人だ。浮石だらけの尾根道をひたすら上る。

歩きづらいことこの上なし。ハイキング気分は独標までである。

 

振り返れば明日登る焼岳が、その後方に乗鞍山系。雲海は一日中とれなかった。

若干だが紅葉が始まっている。ここから1,2週間で一気に秋に染まりそうだ。

 

左手には笠ケ岳。素晴らしい景色だ。来シーズン花の季節にぜひ登りたい山だ。

 

10時18分西穂独標着。下を眺めると直下に向けて下る。ここからアップダウンあり、巻き道ありの尾根道ハードワーク。核心部に入っていく。高度感はあるものの痩せ尾根というわけではなく、落ち着いて処理していけばたどりつけそうだ。

 

西穂高山頂が見えてきた。一番奥は奥穂高なので、その手前の少し見えているピークが西穂高ということになる。まだまだ長い尾根道。地元鎌尾根の大きなバージョンというイメージで。

 

振り返れば西穂独標。11の各峰では登山客があふれている。

 

10:48ピラミッドピークに来た。西穂高はまだ遠いぞ。

 

この岩が濡れていればとてもチャレンジできない。一気に滑り落ちる。

青い空。天候に恵まれていうことなし。本日のトライは正解だったと認識する。

11:23チャンピオンピーク通過。

 

11:53西穂高山頂踏破。ピークから見たのは槍ケ岳。前回の北穂高は微妙な槍の穂先だったが、今回ははっきりと確認できた。いつかあそこのピークに立てることを願いながら。

目の前には奥穂高へのトラバースルート、右手に前穂高と奥穂高を結ぶ吊り尾根。ここも来夏の宿題とした。高地順応が毎回の課題だが、是非挑戦したいルートである。

1時間以上ピークで滞在。脚を休め下山の途についた。

 

14時35分に西穂山荘に到着し西穂ラーメンにありつこうと思ったが、ラーメン提供は14時まで。仕方なくおでんとビールで祝杯。夕食は17時台。山荘の窓から雲海に沈む夕日を眺めた。極上の休日を過ごした。明日はもう1ルート待っている。19:30就寝。

 

9時間という十分な睡眠。5時半西穂山荘を出発。人気のない西穂山荘から焼岳小屋を目指すルートを歩く。ガスがドンドン上がってくる。今日は予報通り天気は下り坂である。

樹林帯の中をただ一人進んでいく。行き交う人はただ一人だった。青い屋根の焼岳小屋が見えたのは8時。2時間半かかった。ここで荷物をデポ。焼岳の登山ピストン開始だ。

硫黄のにおいと地熱の暖かさと蒸気を感じながら目の前にそびえる火山を攻略する。

 

振り返ると、昨日登った西穂高。山頂は雲に隠れている。そのふもとに赤い屋根の西穂山荘。

そこからこの山のふもとにある青い屋根、焼岳山荘まで確認できる。長い道のりをよくぞ歩いてきたものだ。そして今、焼岳山頂を目指す。

 

約70分かけて山頂に到着。南峰は規制で入れない。可能なピークは北峰のみ。

少し小雨まじりになったが、降ったのは山頂到着時のみ。

ここから上高地と梓川を見下ろしたり、屏風岩を確認。穂高の山々と笠ケ岳などを眺めながら、あらためて北アルプスの雄大さに心を動かされた。

11時5分焼岳小屋に戻る。ここから上高地に下山。

12時50分上高地に下山すると早速温泉で1時間ゆっくりと過ごす。バス出発まで余裕があるので、上高地でまったりした。

素晴らしいシルバーウィーク後半となった。

 

4,000㌔㌍ 46,595歩 19.3㎞ 366階段