10月中旬の旅の行き先は上高地になりそうだ。平湯温泉に宿はとった。
宿の名前は、「奥飛騨温泉郷 平湯 匠の宿 深山桜庵」。適当に楽天トラベルで検索。口コミ数が多く、評価が高かったので。ただそれだけの理由。妻も「ゆったりできそうね。」といってくれた。いろいろ温泉宿を検討しても結局は迷ってしまうだけ。それならばいっそのことあれこれ考えず他人の評価に身をゆだねてしまうのもいいかもと。
妻は、上高地に行きたいという。上高地は何度か行ったことがあるが、妻とはいったことがない。そして、秋の上高地も。僕の行った上高地は新緑の夏。人が多いGW。今回も人は多いのだろうが。そういえば、初めて行った時は自転車だった。今考えてみるとよく行ったものだ。今回はバスの予定。妻との光景はどのように僕の目に飛び込んでくるのだろうか。想い出の地に妻と向かう。
山の姿は早朝が素敵だ。お日様の光が、斜めから差し込む。陰影が山の表情を深くする。日が高くなってしまうと味気ないものになるのだ。山の空気も朝が澄んでいる。山男が早起きなのはそれらのせいなのかも知れない。雨の大正池もおつなものだ。雨を嘆く前にこのような雨の中、上高地にいる偶然を喜んでみたい。そう、モノクロウムな風景画をみせつけられる。心が洗われ、冬になる準備をする冷たい雨。過去の思い出が浮かんでは消えていく。そばには新しい人。想い出が新しいものになる。