注:この記事はWidows7の継続使用を推奨するものではありません。
Windows7は2020/01/15を以ってサポートが終了しています。
筆者はそのリスクを受容し、諸々の対策を講じたうえで使用しています。
本ブログはWindows7の使用に係る損害等の責は負いかねます。
Windows7の使用は使用者の責任のもとに行なってください。
久しぶりに渡辺製作所のQueen of Hearts '99を遊びたくなって、どうせなら今のテレビでプレイしたいので余りパーツ&OSライセンスでプレイ環境を整えることにしました。
Queen of Hearts '99はその名前から類推できるとおり1999年のソフトです。
対象OSもWindows98が出たばかりの頃でした。
いま使っているテレビは入力がHDMIかコンポジットビデオしかないので、パソコンの映像を映すならHDMI一択になります。
手持ちのマザーでHDMI出力を持っていて、テレビの近くに置けるmini-ITXマザー対応のPCケースに入るものはASUSのAT5IONT-Iだけでした。
このマザーはWinXP/Vista/7に公式対応していますが、Win98には対応していません。
というか搭載しているCPU/チップセットのWin98用ドライバがメーカーから提供されていません。
WinVistaは持っていませんし、WinXPはライセンスを持っていますが、既にオンラインアクティベーションできなくなっています。
ということで2021/10時点ではまだオンラインアクティベーションもできていたWin7SP1Homeで環境を作ることにしたのですが、思いのほか苦労したので備忘録的にまとめておきます。
◇◇◇
押さえるべきポイントは以下のとおり。
・2023/03/18時点でWin7のオンラインアクティベーションは出来なくなっている
・しかし、電話によるアクティベーションは2023/03/18時点でも実行できる
・Windows7SP1インストールメディアからインストールしても、そのままではMicrosoft Updateに失敗する
・最低限次の3つのアップデートモジュールを適用すれば2023/03/18時点でもMicrosoft Updateによるオンラインパッチが適用できるようになる
KB4490628
KB4474419
KB4534310
・上記アップデートモジュールは2023/03/18時点でもMicrosoft Update catalogからオフラインインストールモジュールが入手できる
以下、実際にWin7SP1Homeを新規インストールして、MS Updateを最新まで適用できるまでの経緯です。
◇◇◇
Win7SP1Homeのメディアでインストール自体は問題なく完了。
正規メディアなので当たり前ですが。
しかしインストール後マザー添付のチップセットやオンボードNICのドライバをインストールしてネットワーク接続できるようになっても、ライセンス認証が完了せず、「○○日以内にライセンス認証してください」状態。
手作業でオンラインのライセンス認証を何度やってもエラーになる。
ダメ元で電話によるライセンス認証にトライしたら、あっさり認証完了。
(電話によるライセンス認証手順は検索すればいくらでもヒットするのでここでは省略)
「更新プログラムの確認」を実行するとエラー終了。
仕事での経験上、表示されたエラーコードからサービススタックのバージョンが古いことが原因と分かったので、Microsoft Update catalogで古いものから順にダウンロードして当ててみた。
今度は証明書関連のエラーになったので、SHA2関連のパッチが必要だと思い、いろいろ検索したり、ダウンロードしたモジュールを実行してみた結果必須のKB番号を確認。
辿りついたのはこちら。
この記事に載っている以下のKB番号の順でパッチを当てたら、以後はMicrosoft updateでオンラインパッチ可能な状態になりました。
KB4490628
KB4474419
以上を適用した後で
KB4534310
ちなみに私はKB4534310の前提になっているSP1が適用済のインストールメディアを使ってましたが、SP非適用のWin7のインストールメディアからインストールする場合Win7SP1も必要になります。
幸いWin7SP1のオフラインインストーラも2023/03/18時点ではまだMS Update Catalogで入手できるみたいです。
MS Update Calalogの右上にある検索ボックスで"KB976932"で検索してみてください。