いきなりですが、届きました。
〇癒し
cocomeowさんのミャウエバー(三毛)です。
手触りは最高。短い尻尾や、なぜか後ろ向きなのも含めて癒されます…、ではなく!!
注文していたゴムベルトが届きました。
先日PDドライブを修理したのですが、ベルト交換だけで修理できたので、構造的にはあまり変わらない可能性が高いPanasonicのDVD-Multiドライブの修理にもチャレンジすることにしました。
ゴムベルトはそのために注文していました。
○歴代のDVD-Multiドライブ
モデルチェンジで対応メディアが増えるたびに、奇数番台(※)のモデルが出るのを待って買い換えていたので、こんなに積みあがってしまいました。
※"LF-D"または"LF-M"に続く最初の数字がドライブの世代を表しています。
※ここが偶数のモデルで対応メディアが増え、奇数のモデルで廉価化する、という
※パターンを繰り返していた、と記憶しています。
※LF-M9??というモデルは出ませんでした。(外付けのLF-P9??型番は出た)
※ですのでLF-M821のみ例外的に偶数番台を所持しています。
※ちなみに初代のLF-D103も持ってますが、こちらは現在も正常動作しているので、
※今回は登場してません。
DVD-RAMにはDVD-ROMやDVD-Rのようにメディアがむき出しのものと「殻付き」と言われるハードケースに入ったものがあります。
DVD-RAMが商品化されたときは殻付きしかなかったんですが、殻つきに対応したドライブってほとんどPanasonicからしか出ていなかったんですよね。
DVD-RAMに限らず、PDといいVHDといい、殻に入れるのが好きですよね、Panasonicさんは。
敬遠されて結局廃れてしまってますが。
閑話休題。
PDドライブと同じように、これらのドライブもむき出しのメディアは問題なく使えるのに、殻付きメディアはトレイ引き込みに支障あり/仮に引き込めてもメディア挿入を認識できない、という状態です。
早速修理に取り掛かります。
〇LF-M821(外装除去後)
殻付きメディア対応の(たぶん)最後のモデル、LF-M821の外装を外したところです。
このまま上蓋を外してもいいですが、あとで組み立てるときに苦労するので、次の写真のようにトレイを出した状態で外します。
〇LF-M821(トレイ排出後)
組み立てなおすときもこの位置にトレイを合わせて上蓋をはめれば、苦労せずに元通りにできます。
PDを修理したときにはこれを知らずにトレイ収納状態で上蓋を外してしまい、元に戻すのに苦労しました。
内部メカのお出ましです。
〇LF-M821(問題のゴムベルト)
LF-1001と向きは違いますが、プーリーやベルト受けギアの大きさ/距離は同じのようですので、φ25mm/1.2tの角ゴムベルトに交換します。
〇外したベルトと新しいベルトの比較
左が古いベルト、右が新しいベルトです。
古いベルトのほうが微妙に径が大きいです。
本来のサイズはわかりませんが、おそらく経年で伸びてしまっていると思われます。
ベルトを新しいものに交換して元通り組み立て、メディアを挿入してみます。
〇LF-M821(メディア識別中)
問題なくトレイは引き込まれ、メディア認識が始まりました。
アクセスランプがオレンジ色に光っています。
〇LF-M821(メディア識別完了)
メディア認識が完了しました。
アクセスランプが緑色に変わっています。
外装も元通りにして修理完了です。
LF-M721も同じ手順でベルト交換して、トレイの引き込み/メディア認識ができることを確認しました。
〇LF-D521
次はLF-D521です。
〇LF-D521(外装除去後)
LF-M821/M721とは構造が違うようです。
〇LF-D521(上蓋&トレイ除去)
プーリーとギアの位置がLF-M821/M721と逆、というかLF-1001と同じですね。
構造はLF-1001よりも単純になっています。
(LF-1001はトレイ周りの構造が複雑でもとに戻すのにちょっと苦労した…)
ベルトは同じものが使えました。
こちらもベルト交換後元通り組み立てて、トレイ引き込み/メディア認識ができることを確認しました。
LF-D321はLF-D521と同じ構造でした。こちらも修理完了です。
【2/25追記】
LF-M821は、ODD対応PCとして残していたWindows7マシンに載せていた殻なし専用のDVD-Multiドライブと交換。
これで、殻付き両面DVD-RAMメディア対応環境が復活です。
殻から取り出せば、殻なし専用ドライブでも読み書きできるけど、あまりやりたくないですしね。
【2/25追記終わり】