(1)より

 

気晴らしに向かった石山寺。

入山料をお納めし、本堂へ向かいました。

その後を追って、おっさんも入山したと気付かず

 

派手やかになった彼女

 

前回の最後、本堂の“小窓”について触れています。

 

 

“石山寺”行燈の下の、釣鐘型の小窓ですね。

その小窓の中には

 

 

まひろ(紫式部)サンが居られます

薄暗い部屋の中に彼女だけうっすらと光が当たり、少し怖そうな雰囲気も(汗)

 

ここは『源氏の間』と呼ばれている部屋で、

 

   源氏の間

今を去る約千年の昔

寛弘元年八月十五夜

紫式部この部屋に

参籠し前方の金勝

山よりさし昇る中秋

の名月が下の湖面に映

える美しい景色に打た

れ構想の趣くまゝに筆を

採られたのが有名な

「源氏物語」であります

(以降省略)

 

という説明書きとともに、“執筆に勤しむ彼女”の姿が見えます。

 

 

んっ、数年前にくらべ、まひろサンが派手やかになった?

あと、背後(白矢印)の娘さんも記憶にないのですが・・・

 

7年前の画像が出てきた

 

自身の画像ストックで探したら、2017年に撮影したものがでてきました。

前回入山したのが、その時だったようです。

 

そうかぁ、入山料渋って約7年かぁ。ご無沙汰となり失礼しました。

「それはあかんで、不義理なやっちゃな」

わぁ、おっさんいつの間に。

 

入山料納めずにここにいるのもよろしくないかと。

「あほいえ、ちゃんと納めてるわ」

ええっ、奇跡や!

「ワシ、意外とお金もっとるで」

なら、先日立て替えたお昼ご飯代をそろそろ・・・

「あれはおごりだったはずやんけ」

うわ、そう来ましたか。

 

「まぁ金の話はええとして、7年前の画像出してや」

ここまで来られたらお帰り頂くこともできないか・・・仕方ない

「なんか言うたか?」

いえいえ、気のせい

 

 

あ、やっぱり着物・・・じゃなくて十二単ですね

派手やかになってますね

これもドラマ影響なのでしょうか。

「7年間も同じ服着させるのもあかんやろ」

「いい“おべべ”着させてあげーな」

そ、そうですね。

“いいおべべ=派手やかなもの”かは、人により価値観が変わって来そうですが。

 

背後の彼女は

 

「おい、まひろチャン背後の娘はおらへんのか」

そういえば、画像では見えませんね。

いれば、画像の『?』のところに写っていそうなのに。

「ちょっと、画像拡大できへんか?」

 

 

「なんか、矢印の先に娘の一部が見えてへんか

言われれば、そんな気も・・・

なんか、座敷童みたいで怖い

 

「ちゅうか、まひろチャンのやや釣り目で気が強そうやな」

どうでもいいけど、“チャン付け”なんですね。

なんかおっさんなら、ある種のお店で“ご指名”しそう。

「いや、気の強そうな子は見送っておくわ」

おっと、おっさんの意外な一面垣間見たような(笑)

 

「あそこなぁ、侍女(じじょ)”がいるところらしいわ」

そうなんだ、あの子は陰でお世話係する女性なんだ。

本当にご主人の陰になっていて、気付かなかったんだなぁ。

「ワシみたいな境遇なんやなぁ」

えっ、違和感覚えた一言・・・

 

「“彼女”に会えて、満足したかえ?」

ええ、まぁ

「じゃ、次いくで」

えっ、“次”って?

「別の女の子に会わせてくれるんちゃうんか?」

予定ないっす

「なんやてぇ・・・」

 

(3)へ続かざるを得ないのか?