日曜日の東京女子マラソンの解説で、メインの
増田明美さんとゲストの高橋尚子さんが、
「マーラとポーラは良く比較されるんですよね」
と話していた。
一瞬何かのコンビ? と戸惑い、
マーラは出場選手のヤマウチとわかるものの、ポーラは
ややあって同じイギリス女性でしかも世界記録の持ち主
「ポーラ・ラドクリフ」と最近とみに活動の鈍ったニューロンが
教えてくれた。
フルネームか「ラドクリフ選手」といわれることが多いので、
ちょっと違和感がありすぐにわからなかったのだ(そう思うことに)。
言われてみれば市民ランナー出身で小柄なマーラ選手と
幼い頃から頭角を現し体格も良いラドクリフ選手とは共に
才女である以外は対照的であるようだ。
ラドクリフ選手のように上半身の揺れはないが、
マーラ選手も少しO脚気味の足運びで、何となく
似ている。
ラドクリフ選手は増田明美さんのインタビューで
夏目雅子さんのようなひょうきんな表情をして見せていて、
かなりフランクなお人柄と見受けられるが、しかし五ヶ国語を
操り私服姿は女優並となるとちょっと雲上の人と感じられる。
現在は競技に専念してるとはいえ、エリートな外交官だったのに
上位に入ってしまうマーラ選手も本当は充分に雲の上の人なのだが
日本人と結婚しているし、ちょっと親しみを感じてしまうのは
仕方ないかな。
さて結果は渋井選手の優勝の呼び声が高かったにも関らず、
また途中までは誰しもがそう信じていたにも関らず、波乱万丈の
幕切れとなった。
お気楽な市民ランナーで良かった。
一流選手は大変だ。