何か手違いで連絡が来ず今日で三回目らしいが、私が
参加するのが初めてだから強引に第一回とする。
早朝、時間前に集合場所の緑地公園に着いた。
人気がないので辺りを見廻すと、背の高い白いウェアの青年と
目が合う。ゴルフの石川遼に似ている青年は、
「今回初めて参加するので、勝手がわからないな~」とにこやかに
話しかけてきた。
おばさんは内心超うれしかったが、表面上はクールに
「最初は誰でもそんなもんでしょう」と応対する。
やがて黄色いTシャツの主催者が現れ、総勢二十名程が三々五々集まってきた。
意外なことに半分は女性、若めの方も多い。
黄色Tシャツ君は「開始時間以外は終わる時間も、走る場所も距離も
みな自由ですよ~」とゆるゆるな練習会であることを強調。
練習コースの川べりの遊歩道に入ると、
小柄な品の良い年配の女性と並んだので挨拶し、
二、三言交わす。
が。しかし。
この奥様「六割程度ですのよ」という風な優雅な身のこなしなのに、
並走すると私の八割もしくは以上の速度で、早朝からやや辛い。
顔見知りの犬が散歩していたので、そちらの方へ行って遊んでるうちに
奥様の若々しいピンクのウェアの背はずんずん離れていった。
殆どの参加者が五キロ付近の神社で折り返していったが、
私はいつも練習の時折り返している更に五キロ先まで走ることにする。
二十キロ弱、久々のロングでへとへとになり、温泉のある銭湯で
ゆっくり休息。
早起きしたため、以上全て午前中で終了した。
午後からは買い物や細々した用事を済ませることが出来、
一日を大変有意義に過ごした。
幾ら有意義とわかっていても、早起きは苦手である。
練習会様様であるなぁ、と次回も必ず参加することを
強く心に誓ったのであった。