大会は小布施駅前からインターへ小布施町を周回するコースで行われる。
数キロ走った所でおじさんに
「このレースはペース狂うんだよね~」と話しかけられるが
「そうゆう大会じゃないですから!!」と応える。
だって、走った人はわかると思うけど、
普段そんな所通ったら不審者と思われて
通報されても仕方がないような
「民家の軒下・庭先」
「農家と畑の間」
「高架下の仮設の橋」
等、通常猫くらいしか通行しないような所をどんどん
どんどんランナー達が走って行くのである。
13k地点、去年3杯飲んでしまって
「自己責任(ボトルの前にばっちり貼り出してある)」を
ひしひしと感じた小布施ワイナリーのエイドは
横目で見つつ、素通りする。
昨日心ゆくまで試飲しておいて良かった…
(しかし、後髪を引かれる思いを残しつつ)
ゴール付近、ある住宅の玄関先で奥様と思しき女性が、
「桃を切ってきましたよ~」と呼びかけると
既に通過していた人まで戻って来て、黒山の人だかりになり、
あっと言う間に桃は売り切れた。
(普通の大会だったら、間際は一心不乱に走るもんだろーが。
このユルさ、いい加減さ。私がこの大会を愛する所以である)
ゴールには去年に引き続きセーラさんが温かく迎えて下さり、
そのお人柄がしのばれ、本当に感激する。
皆は去年泊まって素晴らしかった「おぶせの風」に移動して
もう一泊するのだ。
羨ましかったが、練習不足の無理が祟ったのか、疲れはピークに達し、
予定を早めてほうほうの体で帰沢の途についた。
一度、レースと関りなく、着物で訪れてみたいと思いつつ…