日本音楽著作権協会(JASRAC)は公正取引委員会から独禁法の排除措置命令うけた。
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/09.february/090227.pdf

それをうけてJASRACは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090227-00000598-san-ent
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包括利用許諾契約について、公正取引委員会から独占禁止法違反で排除措置命令を受けた日本音楽著作権協会(JASRAC)の加藤衛理事長は27日、会見を開き、「到底承服することはできない」として公取委に対し審判請求する方針を明らかにした。加藤理事長は、JASRACが放送事業者に対し他の管理事業者の著作物を利用しないよう要請したことはないと主張。包括契約が新規参入を疎外しているとの 公取委の指摘に対し、「視聴者の嗜好(しこう)に合わせて音楽を利用した放送事業者の判断の結果責任を、当協会に負わせるのは合理性がない」と反論した。
 また、数年前から日本民間放送連盟と全使用曲目を報告できるシステム作りを進めていることを説明しつつも、「地方テレビ局やAMラジオ局などは時間かかる」と、放送事業者側の態勢が整わないうちには実施が難しいことを強調した。
 審判請求は独禁法に基づいて2カ月以内の行われる予定。主張が受け入れられない場合は「排除措置命令の執行停止要求や、民事訴訟も視野に入れる」(広報部)としている。
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JASRACから出されたプレスリリース
http://www.jasrac.or.jp/release/09/02_6.html

1.当協会は反競争的な指示・要求などを一切していません。

既得権益守ってきた結果そうなっているんだ。

2.今回の命令では、放送使用料の算定において具体的にどのような方法を採用すべきなのかが明確にされていません。

⇒おまえらが考えろ。

3.今回の命令は、放送事業者の協力が得られない限り、当協会単独では実行不可能な内容です。


協力求めるようにしたらいいじゃない。

4.当協会にお支払いただく使用料は、あくまでも当協会の管理著作物についての利用許諾の対価です。


それが競争を妨げているの。。


なんかすべて受け身の態度!!!終わっているよ本当に。



そもそも2001年の「著作権等管理事業法」施行の
新規参入(イーライセンスとジャパン・ライツ・クリアランス)参入する前の時点で、
何か議論なかったんでしょうか。




YouTubeやニコニコ動画との包括契約は使用回数を出す契約結んでいるので、
問題がないそうです。



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